由美ルートを作ってくださり本当に感謝。 琴莉のための物語なだけに評価が分かれそう。私はこういう死生観ものが大好きなので面白かった。すめらぎ先生&かずきふみ先生タッグは本当にキャラの活かし方が上手で面白かったです。
※ネタバレを含みますのでご注意ください
皆さんの感想で琴莉ルートについて書かれているので、私は由美ルートについて書きたい
(後に全体の総評・感想書きます)
・琴莉ルートのリンカネーションエンドはすごい感動しましたし、正直涙ぐみました。
ただ、由美ルートの最後のあの終わり方もすごい大好きなんです。
琴莉が鬼となって、救われて(厳密には違うかもだけど)、由美と3人で、そして他の鬼達と
幸せに暮らしていくEND。
琴莉ルートの終わり方が悲しい切ない終わり方だっただけに、このルートをやったあとには、
「家族として、幸せな終わり方があって本当によかったなぁ」と素直に感じられて、なんというか嬉しかったんです。
もちろん琴莉通常ENDも好きですが、それ以上に幸せに感じられました。
琴莉を救うには鬼にするしかない、ということからのエピソードもだいすきです。
琴莉を大切にしている、けれど由美との間の子供も捨てられるわけがない、というどちらも大切にしたい
主人公の葛藤が感じられて。主人公の思いが感じられて好きです。
もちろんご都合主義にはなりますが、こういう幸せな終わり方を作ってくれたシルキーズプラスには
本当に感謝したい気持ちです。
・それに由美ルートは特にHシーンが大好きでした。
すめらぎ琥珀先生の絵って、由美のようなムチムチボディのエロい描かれ方が本当に上手。
それに、構図に表情がエロくて独特で、正直使えました。
ルートで一番エロかったように思います。
例えば、由美の場合だったり(ほかのキャラでもそうですが)は恥ずかしいとおもいつつ、
主人公を求めてしまう、快楽に溺れる様子の書かれ方が本当に上手だと思います。
本当に構図も表情も独特で、Hの差分に動きがよくあったり、(舌や足など)エロさでも満足できました。
お気に入りはなんといっても、由美&琴莉との3Pですね。
琴莉の犬耳って言うのでめっちゃ可愛いし、(犬耳狼耳スキーな私大絶叫)
お姉ちゃんと呼ぶ琴莉と由美さんとの重なり合ったHでいつもと違うことに興奮する由美さん
あぁ素晴らしかった。
琴莉「あぁ、私も・・・・幸せだぁ・・・。もうおうちに帰っても一人じゃないんだ。
一人でご飯食べなくてもいいんだ・・・ただいまって言えるんだ・・お休みっているんだ・・。」
由美「真くんはーー」
琴莉「お兄ちゃんはーーー」
由美・琴莉「「どっちの方が好き?」」
最後のシーンは本当にだいすきです。琴莉に家族としての幸せを感じて欲しかったから。
由美さんと琴莉さんと主人公と。いつまでも幸せに暮らして欲しい。。
あぁ本当にこのルートが大好きでした。
○全体の感想
すめらぎ琥珀先生&かずきふみ先生タッグによる作品。
私にとってはガンナイトガールが大好きだったのですごい楽しみでした。
中身はご期待どおり、すめらぎ琥珀先生の良さとかずきふみ先生の良さを生かした作品でした
一言感想を述べるなら、面白かったし飽きなかった。
なにより、キャラの活かし方が上手で、次々とギャグにエロとそしてシリアスの感動と話が進むから
楽しい。と思いました
○日常について
なにより、なないろリンカネーションで良かったのは、日常での会話だったと思います。
葵、アイリス、芙蓉とこれだけキャラが尖ってる特徴的なのを揃えてるのに、
どれも嫌な角が立たず、雰囲気がすごい良いのが素晴らしかったです。
みんな主人公のことを思っているんだな、と暖かい雰囲気にさせてくれる作品でした。
シリアスになったとしても、決してそれを引っ張るのではなくて、夕飯を大切にしたり、
葵や伊予のシリアスプレイカーにとギャグにシリアスとのバランスが良かったと感じられました。
特に葵は本当に大好きなキャラでした。
ハイテンションな喋り方に、主人公が滑るといきなり素にもどったり、
わがままな下りから「はい。すいませんでした。」と急に開き直る(?)
お家芸だったりは本当に面白くて笑っていました。
また伊予の「やめよ? ~~~な目で見るのやめよ?」だったりのネタがだいすきです。
この日常が本当に楽しくて、ホームコメディエロゲっていいなぁって思いました。
(だからこそFDをry)
○ルート全体について
本作のシナリオ自体はいい意味でも悪い意味でも、琴莉ルートのための物語であったと思います。
皆さんが言われてるように他ルートにしても、琴莉とどう決着を着けていくいくか、が主点に置かれ
話が進んで行きましたし、琴莉ルート自体がこのエロゲのテーマで表したかったそのものだったと思います。
きっとここで評価が分かれてくるのかなとも思いました。
○琴莉ルート
琴莉ルートは演出が上手でした・・・
なにより秋野花さんの演技で、本当に一生懸命な琴莉の様子が伝わり良かった。
メリーゴーランドの選択肢は卑怯・・・、そのあと、手紙が読まれるところでは、我慢してたのに涙腺崩壊しました。
終わりがありつつ、その先に未来が望まれる、まさしく輪廻転生、リンカネーションと主題どおりの
終わり方であったと思います。
プレイ後には感動してしまい、もうコンプした感がすごかったです
死生観のエロゲってやっぱりいいなぁと思わしてくれた終わり方でした。
一つだけ、少し言うなら、個人的には、琴莉ルートのリンカネーションエンドで、手紙を読んだあとに
真の今の現実に向き合うような一言や思いが欲しかったなぁと。手紙にもその願いが描かれていたので。
○梓ルート
かわしまりのさんの照れ演技 so good
○由美ルート
前述どおり。(感想が由美さんというよりかは、由美さんと琴莉の関係&救済の満足感でしょうか)
挙げるなら由美さんと主人公の過去に何があったか、すごい匂わしといて回収なかったなぁ・・・と。
琴莉とどう決着をつけていくのかに主軸を置かれた作品だったから仕方ないかもだけど、
どうして真とこうなったのがすごい気になるのが正直な感想。。
由美さんはプレイ前から好みすぎてそういう補正が入ってるのも正直あります。
○伊予ルート
大部分が琴莉ルートと重なって、本当に派生が少ししかなかったんだろうな・・・
ジャンプ&スキップしたら一瞬で終わってしまった。
最初に伊予ルートをしていれば感想が変わってきたのかなともおもいつつ。
いきなり起承転結の結の部分が見せられた感じでしょうか。
できればまこちゃん&伊予の過去とか、家族ならではのエピソードが欲しかったなぁと
○総評
やはり琴莉中心に焦点を当てれば、素晴らしく面白かったです。
ボリュームにしては、物足りなさも感じますが、
これはもっと日常を見たい、他ヒロインの活躍やお話が見たい、と思わせてくれるからかなとも感じています。
だからこそFDが欲しいと思う作品でした。
家族の暖かさも日常で描かれましたが、
ホームコメディというよりかは、本筋は死生観を描いた未来に生きるとは、というお話であったと思います。
(最初の予想は家族の暖かさに触れるテーマだと思っていましたので、いい意味で裏切られました)
かずきふみさんのテキストは、各キャラの特徴の活かし方が本当に上手。
すめらぎ琥珀先生は、泣き顔から笑い、怒り顔と、キャラの感情の表情の描かれ方が本当に上手。
だからこそ、このタッグで描かれた作品は、キャラの感情がより臨場感良く伝わってきて
キャラ達の活きる姿がより伝わってくるのだと改めてかんじました。
FDがもし出たらぜひ欲しいです、そうおもわせてくれる作品でした。
ありがとうございました。