♡マークテキスト×NTRの可能性について。母娘×NTRの魅力について。 近しい存在だからこその興奮、MIN-NARAKEN氏が描く女体のエロさは本当に抜ける。 ただし、物語的なNTRを楽しむ人には不足するかもしれないので注意。
母娘乱館とは、アリスソフトより2012年に発売された純愛H&NTRゲーです。
概要
人里離れた山奥で暮らす神代家。
主人公はここの使用人であり、屋敷で暮らす美しい3人の美女を敵から守るというもの。
登場人物には
主人公を我が子のように溺愛する、母親的存在である「紗夜」
弟として溺愛する、姉的存在である、「琴音」
お兄様と慕う「莉々子」
の3人が主なヒロインであり、それぞれの純愛H、外敵とのNTRが楽しめる作品。
ゲームの目的としては、妊娠させることが目的となる。
MIN-NARAKEN氏が手がける、館ものとしての作品であり、
背景や設定に本当に溶け込む、妖艶なエロさを表現された、
幾度とお世話になった抜きゲーでありました。
こういった作品でありますが、大きな特徴として以下の二つがあると思います。
①♡マークテキストを上手に利用したNTRシチュ。
②近い存在だからこそ、NTRされたときの背徳感を味わえる作品。
ただしあくまで、万人向けNTR(矛盾)
以下は主にこの二つに絞って感想を書いていこうと思います。
①♡マークテキストを上手に利用したNTRシチュ。
本作の特徴の一つとして、Hシーンのテキストに♡が使われていることでした。
例えば
「出してっ……、あなたの精液、私にちょうだい!」
↓
「出してっ……♡、あなたの精液、私にちょうだい♡」
という風に、用いることで、よりヒロインが感じているように表現されるものでした。
どうしても読むものとなるエロゲーであるため、
私にとって♡マークがエロシーンに用いられるのは、よりエロさが加わる素晴らしいものであります。
最近では増えてきましたが、もっと増えて欲しいです。
ただ今作は♡マークがより効果的に使われていた。
それは『NTRのHシーンにも♡マークを用いる』という点です。
NTRゲーなので、純愛Hにもどっちも使われる点は当たり前のことかもしれません。
しかし、私にはより興奮するものでありました。
というのも、NTRシーンで♡マークを使うということ、
それはヒロインたちが最愛の主人公とのHシーンと同様に興奮して感じてしまうという点が
如実に表現されていたからです。
例えば、今作では序盤に愛しの主人公とHシーンをします。エロいです。純愛でラブラブHです。
琴音を例に出すと、最初の主人公とのHシーン。
「そんなに激しくしたら、お姉ちゃん、壊れちゃうっ♡」
「好きよ、護……♡
はぁ、はぁ、大好きよ……♡」
という感じでお姉ちゃんと初Hという、姉スキーの私には素晴らしいシーンでした。
こうしたシーンを堪能した後のシーン。
その後敵とのNTRシーンはありますが、♡マークが最初は使われてなかったりします。
しかし、快楽に負けてしまい、ヒロインが敵の体に委ねてしまうと。
「ぁ、ぁあぁあっ♡ 赤ちゃんっ、ダメ……♡」
「いや、精子いやっ……あ、ぁああっ♡
だ、めぇえっ……♡」
「そんなにコンコンされたら子宮が開いちゃうっ……♡」
という感じで♡マークテキストが多用されるようになります。
これがエロい。本当にエロい。
主人公でしか感じたくなかった、という最初の思いから。
後半になって、快楽に負けてしまう。
主人公のHシーンと同じように♡が使われることで
主人公と同じくらいに、もしかしたらそれ以上に感じているという流れが本当に上手に表現されています。
母娘乱館がどうしてこんなにエロいのか、の要因にこれがあると思います。
主人公の誠を愛しながらも、
心中テキストで「ごめんなさい護、子宮にはあなたの精子以外誰のものも入れないからっ」
と言いながらも。
声テキストで「あぁぁ・・・♡」と感じてしまうこのギャップ。
まさにNTRならではのテキストでありました。
②近い存在だからこそ、NTRされたときの背徳感を味わえる作品。
ただし、ライトNTR作品。
NTRとはどうしてこれだけ興奮するのか。
何を持ってNTRという定義なのかははっきりしてはいません。
偉そうなことが言えるほどNTRゲーをこなしてきたわけではありませんが。
私の中での魅力は、近しい愛すべき存在(主人公)がいながら、
心では否定しながらも体で感じてしまう。(琴音とか)
主人公を守るためにと、自己の中で正当化しながらも
他人とのHで感じてしまうことに自己嫌悪してしまうヒロイン。
(琴音・紗夜)
主人公のことが好きなのに、他の男についてもHするたびに情が移ってしまう
(紗夜はそんな感じでしたね。)
独占厨死亡。(こちらは、ヒロインから他男性に向かって愛情を少し向けてしまうため
余計にきつい)
Hをせがまれ、少しづつ体を許してしまう段階を踏むNTR。(琴音)
他にも多くのNTR要素がありますが、
それらがHシーンで表現されており、NTRとして本当に良かった。
特に、主人公がいながらも教育として生徒たちにHシーンを教える琴音、
村の人たちと輪姦してしまう紗夜などは、輪姦大好きな自分にとっては本当に今でもよくお世話になります。
ただし、これらのNTRシーンはあくまでHシーン単発のものになります。
言い方を変えるなら、物語的なNTRはありません。
例えば、NTRのエロゲーでは、寝取られてしまい、それを苦悩するヒロイン。
それに対する主人公。といった描写が表現されていたりするものがあります。
今回の母娘乱館は、そういった物語的な話のつながりはなく、
それぞれあるHシーンごとにNTRシーンとして楽しむというものです。
うまく言えなくて申し訳ないのですが、
日常シーンでは「誠を愛している」という姿勢は崩さないものの
Hシーンで、そういう展開になってその事に感じてしまうというもの。
そしてBADENDで、NTRエンド。
逆から言えば、物語的なものを楽しんだり、
一回NTRをされたあと、主人公を愛しているという姿を見せながら、
またNTRで快楽堕ちしてしまう、という一連の流れを楽しむというNTRゲーマーには
物足りないと感じています。
こういった意味では、精神的にそこまで負荷のかかるNTRゲーではないため
初心者の方でもおすすめなような気がします。
NTRゲーマーの中には、これはNTRではないと言う人もいるかもしれません。
莉々子に至っては、Hを知らない子にHを教えちゃう、あわよくばエロいことする
というNTRとはちょっと違うかな?と思ったりもします。
ロリゲー的な。あれはあれで大好きだけど。ヤンデレ化しちゃうし。
単発型万人向けNTRゲー(造語)です。
(まとめ)
以上二つから作品の感想を上げましたが、やはり私の中で最高のNTRゲーであります。
MIN-NARAKEN氏の表の顔と裏の顔を表現する、妖艶なヒロインたち。
(本当にアリスソフトは魚介先生やおにくんと、良い原画家を持っています。)
様々なシチュ。特に輪姦が好きな私には輪姦系が本当にありがたかった。
母親的な存在の甘甘純愛Hは良くて。
そこからの背徳的なものには、嫌悪しながらもエロくて抜いてしまう。
また、ヒロインが最初から嫌がるのではなく、ヒロイン側から他の男のことが気になるなんていう
わたしにとっては目新しいNTR系なんてのも見せてくれて。
純粋なNTRゲーではないかもしれませんが、エロいです。
ゲームパートについては、フラグ管理が正直難しい。
攻略サイトを見て何周も何周も何十週もしました。
セーブデータを当ててしまってもいいかもしれません。
今回ゲームパートの評価は加えておりません。
ゲーム性で有名なアリスソフトでありますが、
NTRジャンルでも力を入れてくれるアリスソフトに感謝の言葉を。
ありがとう。
近いうちに妻みぐい3も買います。