メインはやっぱりリョナグロ要素を持つ"エロ"なんだと思う。エロシーンをすっ飛ばしてシナリオに期待するような作品ではない。ただそのエロシーンに気迫を与えるためにも、シナリオをちゃんと作っている。それだけなのだが、それが出来るブランドが今どれだけあるのかっていう話で、この両立こそが本作の評判の良さに繋がっているのではなかろうか。「気になるあの子を攻略したい♥」「処女じゃなきゃ嫌だ♥」という人は引き返しましょう。
大好きなエロシーンがあったので87としています。
エロを抜きにした演出演技含めた物語だけを考慮するならば77です。
※シナリオとエロが両方良い場合は高い方をつけます
・エロシーンに関して
いろいろと予想を上回っていました。
最初のモンキーハウスとかくっそエロいしなにあれ。
おちんちん生やしてセルフフェラするキャロルとか「くっ殺」キャラなウィルマが快楽の獣に成り果てて同胞を犯す姿とか最高すぎるんですが。
欲を言えば犯しているウィルマやグロリアの顔も見せて欲しかったよ!
もうモンキーハウスの時点で自分の心を鷲掴みにしていて、非常にエッチで良いと思います。
後々の残虐性も、この時点ではまだ控えめだったりするし、モンキーハウスの特殊性癖エロ特化っぷりが好きで好きでたまらんです。
はましま氏のアヘ顔にも磨きがかかっていて、3Pキャロルのアヘ顔は今年の私的ベストオブアヘ顔賞です。
そしてもう一つお気に入りのシーンがありまして、なんといってもあの畜生シチュですよ! 雌牛と雌豚! くぅ~~~~~可愛すぎか~~~~~。
”知的美女”だったウィルマがというようなテキストが更に興奮を駆り立てて、「ああ、これわかってるな!」と思いましたよ!
そうなんだよ、知的だったウィルマがああいう姿になってこそより一層エロいんだよ! 知的を強調してくれてありがとう! 最高です!
ところどころ流石に興奮できないリョナシーンはいくつかあったが、上記の二種類があっただけでも大満足です。
なによりはましまさんの絵が素晴らしすぎるんですよ。やっぱりこの人の絵が大好きだからってのはあるけどそれに加えて至高のシチュエーションをぶっ込んでくれたことによってエロとしての評価はかなり高いです。
・お話に関して
エロシーンを抜きにしたら長くないどころか短いストーリーです。
けれども代わりに全く苦にならない話運びですらすらと読めます。
あくまでもエロへの臨場感を際立たせるための、土台としてのストーリーということなのでしょう。
エロへのリソースを話にもっと割けば更に良いストーリーが期待できたとは思うのですが、エロに対する力の入れようが凄まじいのでこれはこれで良いのかなとも思います。
と、まぁ……褒めてはいますが惜しむ箇所がところどころあるのも事実です。
まずは立ち絵が存在するのにエロシーンしか描かれなかったカーラの存在。
彼女の見た目が好きっていう人もいたのではないでしょうか。
後半になってなにかしらの活躍をするかと思いましたがなにもありませんでした。ほんとになにもありませんw
せっかく立ち絵あるしキャラデ良いんだから……と思ってしまいます。
他にもエドナもOPで重要そうな立ち位置として登場してるのに最初に蹂躙されたら反撃の機会もなく終わってしまう……。
グロリアとかも、途中から見せ場があるかのような書かれ方をしたのにサンディに敗北してからはただただ蹂躙されるだけw
おいいいいいいもっと頑張ってくれよおおおおおと思いましたが雌牛の姿に興奮させられてブヒィィィィィx!
憶測でしたないのですが、OPで各々の武器が一斉に向けられるカットがあることを考えると幻のシナリオが実はあったんじゃないかなって思うんです。
2周目ENDでスッキリと完結したからなのか、予算がもうないからなのかわかりませんが、本来想定されていたもう一つのエンディングが実はあったんじゃないかなぁ……って。
そういった絶望からの反逆をするようなストーリーがひとつもないから、自分としては蟲愛でる少女以上に好きになれる話作りではなかったかな、とも思うのです。
ああ、魔女は最後まで蹂躙されるだけだったなぁ……魔女という設定で現実感が緩和されててフラテルニテよりエロとして使えますが、それでもやってることはあれと同じなのよね。
前世としての魔女の人間の頃の姿を見ると余計にそう思う。
そんな絶望の中で見出した一粒の救済が、瞳子の「ありがとう」という言葉で、こういうところもフラテルニテと同じだよな、と。
~また後で追記するかも EDの後日談とか魔女の設定とか~