シナリオにはツッコミたい点も多々あるがどのキャラも十分かわいく声も私好みだったので概ね満足。ただしどうしても許せない点が一つ。それは夕莉を常時眼鏡っ娘にする選択肢がなかったことである。 長文は愚痴の垂れ流し
せっかく一番気に入ったキャラクターに眼鏡をかける場面がそれなりにあるというのにそれが一枚絵では一切かけないというのは眼鏡っ娘好きに対する悪質な嫌がらせとしか思えない。カミカゼエクスプローラーにおける宇佐美先輩ルートで眼鏡姿が好きか嫌いか問われているのに対し選択肢が出現せず主人公が自動で眼鏡なしを選択するという悪夢を思い起さずにはいられなかった。昨今この業界は眼鏡に対し厳しいと思えてならない。近年ではメガネはファッションアイテムとして一定の地位を得ており過去の「地味」「固い」「メガネをはずすと美人」といったような眼鏡に対するネガティブなイメージは払拭されてきている。にもかかわらず近年のエロゲーにおける眼鏡っ娘は（個人的な体感であるが）減少の一途をたどっているように感じられる。複数の攻略キャラクターを用意することで様々なユーザーの趣向に対応していくことが肝要となるエロゲーにおいて需要の増加が見込まれる属性に対しアプローチしていかないということは非常に不可解である。ことこの恋がさくころ桜どきにおいては一つのフラグと多少の差分CGを用意することでメガネ好きとメガネ嫌いの双方に対応させられるという低コストで効果的な戦略を放棄する理由があっただろうか。延期を繰り返していたことからスケジュールが逼迫していたであろうことは予想できるが、それが理由になるほどの作業量となるとは考えにくく、眼鏡を愛するものとしてこの夕莉に常に眼鏡をかけさせられないという仕様は許容しがたいものである。