大きく外さない安定感。挑戦的要素もあり。
この作品は、ensembleの過去作「乙女が奏でる恋のアリア」と対になるものと位置づけたのかなと思います。主人公の立場(乙奏:歌姫↔︎乙秘:騎士)、舞台設定(舞台となる両学園が姉妹校)など、両作品のつながりを意識させる要素が多かったです。
物語の作りとしてはオーソドックスな構成でしたが、剣戟の演出や表情差分など、過去作からの進化は如実に現れていたように思います。
個人的には、睦月の正体にちょっと虚をつかれましたね…共通読了までで一番好きなキャラだったので余計に…(まぁでも全然ありでしたけどね…)
まとめると、女装キャラゲーとして一定の完成度をもちつつ、随所に今までのensembleに無かった要素や進化を感じられた作品であったと感じています。