キャラの魅力と、表現・演出、どれを取っても秀でている作品。
概観するとちょっと一風変わったセカイ系といった印象で、複雑でとっつきにくい要素はあるものの、文章の長さがその物語を咀嚼する時間を与えてくれるといいますか、読みほぐす、という表現がぴったりの作品だったと思います…!
また、じんわりと心が温まるような、また自然と涙が浮かぶような、ゆったりと、あるいはしっとりと心を揺さぶる表現・演出は実に白眉であると、私は思いました!
とてもとても長い作品で、すご〜く体力は使いますが、ぜひ人におすすめしたい、そんな作品だったと思います!