なるほど、確かに罪深き終末論ですね。平均点の高さに驚きました…。
プリンシパルの休日プレイ後の期待は、正直かなりのものでした。海斗の過去編が楽しめたなら誰しも期待する筈。で、蓋を開けてみれば…ってな感じで、期待はずれと言わざるを得ませんね。
まず、デバックしてませんよねコレ…バグだらけです。ver1.3までパッチが配信されてますが、当てても完全に解消されません。道場で戦っているなのに、背景は大通りになってたのは笑いましたがw。まあ、強制終了する事は無かったんでシナリオが良ければ、個人的に気にならないレベルではありました。
肝心のシナリオですが、南条邸までは普通に良かったです。薫の再会シーンなんかは、かなりテンション上がってました。が、それ以降が手抜きすぎました。メインである麗華√でさえ、禁止区域があっさり鎮圧、アキラの小物っぷりには白けました。ソナタとカナタのモブキャラのような死に方には、かなりショックを受けましたよ…。良かったのは、朱美√と禁止区域√くらいですかね。禁止区域√に関してはなかなか考えさせられますし、舞、楓、相馬など魅力的なキャラも多かった。……edは手抜きですが。
シリアス分増加と共に戦闘シーンも多くなったわけですが、目も当てられない出来でした。後半はこんなんばっかです。
海斗「うらあ!」
ビシッ!
もう海斗、気合だけで倒しちゃってます。端折りすぎでしょうよ…。
いろいろ書きましたが、このゲームで最もダメと思ったのはやはり、キャラの多さですかね。チャイナ二人、一年生二人、アキラ妹など…存在意義がまるで分かりませんでした。新キャラにスポットを当てる事に集中し、麗華を除いたメインヒロイン組はモブと言っていい扱い。既存キャラの方がよっぽど魅力的なのに…。
トモセさんの絵は概ね、安定してたかな?銃のデザインが大雑把すぎる気もしますが。初見はおもちゃの銃かと思ったほどです。コレと、麗華のアへ顔以外は文句無しですね。
総評として、非常にグダグダな印象。ていうか、未完成品?これで完結と言うのだから読後感は酷いものです。名作となれる要素はいくらでもあったのに…ホント、どうしてこうなったんですかね。