何かを伝えようとした意欲は良い、問題はそれが1㎜も伝わらないこと。
※プレイしたのが2015年ごろのため、記憶が曖昧な部分も多々あります。ご容赦ください。
また、iOS版でのプレイとなります。
【グラフィック】2/5
2ndと比較して、あまりにも劣化したと感じてしまう。
【音楽】BGM 3/5 ボーカル 4/5
BGMはまずまずといったところ。
ボーカルはとにかくOPのリプレイマシンが神。
水樹奈々は神。
【システム】2/5
既読スキップがあるのはいいのだが、以前読んだところで度々止められるという、既読スキップとしての役割を果たせていないものだった。残念。
【シナリオ】49/80
<響> 3/8
ただの当たり屋。ストーカーまがいでもある。
正直、このノリには全く合わなかった。
<環> 3/8
エヴァで言えば綾波レイみたいな感じの人、まあ比べるだけ失礼なレベルだが。
とにかくテンポが悪く、読んでいて辛い。
話もそれっぽいが深くはなく、マグローも意味不明なことを口走りもうめちゃくちゃだよ。
<那由多> 5/8
決してレベルは高くないんだろうが、前2つの印象が悪すぎるせいでまだしも楽しめたルート。
記憶には残ってない。そういうこと。
<沙子> 5/8
クールで強いお姉さん。
この辺りから主人公が過去最悪レベルのダメ人間と察し始める。
この作品の中では面白い方。でもやっぱり覚えてない。
<深歩> 5/8
車椅子に乗った、音緒の妹。
基本的に音緒の引き立て役のような感じになっていて、もっと個人としての魅力を感じられたら良かったのに、と思う。
ネットのくだりは今見るときつい。
<音緒> 14/20
この作品はここからが本番。
カフェがなくなり、いよいよ音緒とカナタとの話に移る。
音緒自身がこの作品の中では可愛らしく、多少メンヘラ入ってましたが楽しく読めました。
<カナタ> 14/20
あまりにも個性的なキャラクターで、性格面は未だによく分からない。
強いていうなら野良猫か。
最後のオチが那由多と被っていたような気もするが、どうなのだろう。
【総評】60/100
批判されることの多い本作、御多分に洩れず私も低い評価になった。
以下、不満点。
主人公の行動・性格が意味不明。読者は頭に?を浮かべながら読むことになる。
小夜美・静流の再登場自体は嬉しいのだが、あまりに不快すぎて元のルートすら嫌いになりかけるレベル。
こんな感じで、細かいところの不快感が積み重なって相当なものになり、また、疑問点は解消されないまま、よく分からずに終わる。
そんな典型的な駄作なのだが、それでも何かを伝えようとした意思は買いたい。
そのため、after rainよりはマシと評価する。