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memoffさんのひぐらしのなく頃に奉の長文感想

ユーザー
memoff
ゲーム
ひぐらしのなく頃に奉
ブランド
エンターグラム
得点
85
参照数
326

一言コメント

いやもう、凄い作品でした。迷っている人は、とりあえず買いましょう。抜群のコスパです。後悔させません。さすがはひぐらしと、プレイした後には呟いていることでしょう。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

【プレイ時期】2021年8月〜2022年9月

【グラフィック】5/5
イベントCG枚数がすごいことになってましたね。正直、章によっては妙に少ないものもありましたが、全体として見れば質・量ともにクオリティは高かったと思います。
雛見沢停留所のイベントCGは他と比べても明らかにエロチックな感じで、ちょっと面白かったです。

【サウンド】BGM 5/5 ボーカル 5/5
BGMについては、文句なしでしょう。特に、ホラーなシーンを引き立てる曲のクオリティが非常に優れていたと思います。
雛見沢の死、みんないなくなった、の両曲は辛い曲ですが名曲だと思います。

ボーカルについても、ケチのつけようがありませんね。動画付きだけで11曲。音楽再生ではもっと聴けます。
個人的なお気に入り曲は、プレイスオブピリオドと漆黒の祭壇ですね。気持ちを盛り上げる、良い曲揃いでした。

【システム】5/5
セーブ、ロード、シナリオジャンプ、シナリオチャートなど、必要な機能は全て揃っていたと思います。その中でこれほどの物量のシナリオをバグなくまとめており、素晴らしかったです。

【シナリオ】67/80
〜興宮警察署事件調書〜
<鬼隠し編> 4/4
ひぐらしの基本、根本となるお話。
なにがすごいって、最初は本当に楽しかったんですよ…。仲間たちとの部活、雛見沢での生活。本当にほのぼのとしていて、これが噂に聞く「ひぐらし」かと疑ったレベルです。
しかし、そこは世間でも認知度の高い傑作と言われるだけあり、ここからの落としがまあジェットコースターのようで。
どうしてこんなことに…と呟かずにはいられない、そんな惨劇が待ち受けておりました。

お疲れ様会でもキャラが話していたように、この物語は未だプロローグとのこと。
この後に待ち受ける惨劇はいかほどのものか。そもそも回避できるものなのか。
楽しみに読んでいきたいと思います。

<綿流し編> 3.6/4
魅音&詩音編といったところでしょうか…
今回も、序盤はとても楽しかったです。そのことが、後々の惨劇の恐怖を増幅させているわけですけどね。
鬼隠しの時は正直何が何やらといった感じのままあっけなくやられてしまった感じでしたが、今回はある程度予測でき、落ち着いて読めたと言えるでしょう。
ようやくハッピーエンドかと思ったところからの落としっぷりはあまりにも見事。
まだ雛見沢の闇や園崎家の謎はどんどん深まっており、今後が楽しみです。

<祟殺し編> 4/4
いや…その…何ていうか…
マジで怖かったです。
今までの2編のような一点集中型というよりも、真綿で締められているようなジワジワくる恐怖がとてつもなかったです。
オチに関しても、は?となりました。もちろん、いい意味です。置いていかれた感じですね。あっけにとられたと言ってもいいでしょう。

とにかく、この作品は読み手の想像を超えてきます。ホラーゲームには必要な要素だと思いますが、ここまで来ると拍手喝采するしかないですわ…
お疲れ様会によると、ここまでが出題編とのこと。そろそろ、優しいエンドが見たい気もしますが…果たして期待に応えてくれるんでしょうかね…笑

<染伝し編> 2.4/3
ついに雛見沢の街から外へ踏み出したお話でした。序盤は結構退屈でしたが、中盤以降の畳み掛けるような話の展開はさすがひぐらしだなあと感じ入ってしまいました。
オヤシロさまの祟りはどこまでも続き、逃れられない…そんな怖さを植え付けるには充分なストーリーでした。

で、終了後の恒例のお疲れ様会を読んだところ、もしかして攻略順間違えましたかね…?
外伝のストーリーって言ってたんですが…

<盥回し編> 1.2/2
いや…え…これで終わり?
マジで?
意味わからんぞ?

となったルートでしたが、お疲れ様会を読んでどういう意図のルートだったかがわかりました。
まさか、問題を先延ばしにし続けた末のエンドとは…
いやまあ、解決しに行ったところで結局は似たような終わり方になるのであまり関係ないとも言えるんですが…

正直、このルートだけでは点数のつけようがない感じです。
今後、この話が活かされるような展開があると嬉しいですね。

<憑落し編> 2.4/3
出題編最後となる章、土台は祟殺し編から引き継がれた感じでしょうか。
まさに、章タイトル通り突き落とされるような感覚でした。ただ、祟殺し編のインパクトがものすごすぎて、意外と驚かなかったのも事実。起こっている事件自体の悲惨さは類を見ないレベルではあるんですがね…

つぎからはいよいよ解答編ということで。これまで散々な目に遭わされ続けてきたので、納得のいく答えが提示されると嬉しいですね。

〜警視庁公安部第七室捜査ファイル〜
<暇潰し編> 3.6/4
いや、全然解答編じゃないやんけ!
と思わず突っ込んでしまった過去編でした。
時系列的には、祟りが始まる前のダム抗議活動の時期ですね。今まで魅音の口から話されていた程度の情報しかなかったので、過激さを間近で体験できたのは面白かったです。

にしても…いや〜雛見沢怖いです。人もかなりおかしいですよ。祟りの前から。
というか、梨花ちゃんは何者なんだ…黙って死を待つようなタイプではないと思うんだがなあ…

あと、憑落し編で沙都子の問題になったときに魅音が「何でもかんでも園崎家にできると思うな!」みたいなことを言ってましたが、この話を読む限り楽勝で対応できたよねえ…
いやまあ、過去の因縁から北条家に関わる気なんてサラサラないのはよく分かるんだけども。

<目明し編> 3.6/4
最初、かなり長い時間一年前の事件について扱うものだから、まさかこの話が綿流し編の解答編とは思わなかったなあ…
そして、ついに悟史が登場しましたね。今まで名前だけ出続けていたので、どんな人かと思っていましたが。随分まともな感じでした。

とはいえ、本筋はやはり綿流し編の解答でしょう。
圭一の目線で見ていた綿流しはひたすらに恐怖でしかなかったですが、詩音(魅音)の目線で見た綿流しはこうなっていたのかと…
というか、双子のトリックは定番なので必ず何かに使われるとは踏んでましたが、まさかこんなこんな形とはね…
詩音が魅音で魅音が詩音。おれがあいつであいつがおれで。
結局、魅音は。詩音は。一体誰だったんでしょう…

もう一つ大事なこととしては、解答編であって、解決編ではないではないということですね。救いはないです。いやー辛い辛い。
この後も解答編が続くわけですが、果たして解決はあるのか…?
楽しみで仕方ないです。

<昼壊し編> 0.5/1
びっくりするくらい、完全に箸休めな番外編でした。
つまらないと切って捨てるほどではないですが、果たしてひぐらしの世界に必要なストーリーだったかというと、甚だ疑問が残るところです。
とはいえ、こういうお話の中に意外な伏線が仕込まれていたりするので、何かに活かされるような構成になっていることに期待します。

<影紡し編> 2.4/3
絶対BAD ENDだと信じて疑わなかっただけに、少々意外な終わり方でしたね。
とはいえ、染伝し編から酷い目にあったりしていた夏美に一定の救いがあって良かったなあとは思いました。犠牲が大きすぎる気もしますが、そうでもなければ彼女が止まることはなかったでしょうし…。

一方、この話のもう一つの主軸だった大石・赤坂・巴の警察側のお話も、緊迫感があってかなり高いクオリティだったと思います。
個人的には、気に入っていたキャラクターが退場してしまってとても悲しい気持ちになりました。とはいえ、聖域なく惨劇が起こるのがひぐらしなので、受け入れるしかないのでしょうね…

綺麗に終わった風ですが、残されている伏線も多数残っています。後半戦の話で、綺麗に回収してくれると良いですね。

〜警察庁広報室管理資料〜
<罪滅し編> 3.2/4
壮絶な章でした。
現実はコロナ真っ盛り。それに伴う陰謀論なんてものが蔓延る時代なだけに、この章のレナのことはとても笑えませんでした。

三四さんはほんと、余計なことをしてくれたなあって感じです。
ただ、最後の最後で明かされるTIPS「悪魔の脚本」を見てしまうと、果たしてただのオカルトマニアの戯言と切って捨てて良いものか、判断に困るところがあります。
真実に一歩ずつ近づいていても、スルリと逃げられてしまう、そんなもどかしさの中で次編へ進みたいと思います。

あと、この章ではついにあの存在が明らかになりましたね。並行世界です。パラレルなワールドってやつです。
梨花ちゃんが何らかの秘密を持っているのは明白でしたが、そこに加えて圭一やレナまで記憶を保持していることが書かれていました。
今後、どんな広がりを見せていくのでしょう。締め方や解決法に期待が高まります。

<宵越し編> 2.1/3
まさかまさかの平成時代。
この物語に、平成が舞台となるものがあるなんて思っても見なかったです。

はっきり言います。この章のクオリティは決して高いわけではないです。
序盤は退屈。謎を引っ張りすぎだし、テンポも良くない。主人公を含めた男どもにはイライラさせられること然り。
中盤から終盤にかけても似たようなもので、どこかで見たような展開だったり、あまりひぐらしらしくはない。

それでも、まずまず高い点数をつけているように、私はこの章が「嫌いじゃない」です。
チープなことは否めないものの、それが逆に心に刺さった部分もあるのだろうと思います。
読後感はまずまずでしたし、是非序盤で心折れずに最後まで読んでほしい章でした。

<皆殺し編> 5/5
すげぇ…すげぇよ…
今までの長い長い話をまとめるに相応しい、完璧な章でした。

ついに、黒幕が明らかになりましたね。
そもそも黒幕なんているのか?それは人か?オヤシロさまか?
なんて所から始まったひぐらしなだけに、こういう真実であると明らかになってびっくりでした。
解答は得られましたが、解決にはなっていないこのお話。
残りの「カケラ」で、見事な解決を見せてほしいです。

そして、いよいよ明らかになった梨花ちゃんの本質。
梨花ちゃんの背負ってきたものの重さを考えると、涙がこぼれてしまいますね。
自分で自分のことを魔女なんて言ってしまう彼女のためにも、なんとか仲間たちとの楽しい日々を過ごす日常を取り戻してほしいですね。

<解々し編> 1.6/2
巴の覚醒。この一言に集約される章でしたね。

新たに発生した事件に対しては、全くと言っていいほど解決がなされていないので微妙なところではあります。
ただ、皆殺し編を先にやっていたことで理解できる部分も多々あり、あちらを先にやっていて良かったなあと言った所です。

まさかの羽入登場もあり、梨花の未来のためには巴すら必要なことが明らかになりました。
いよいよ雛見沢だけの話では無くなってきたひぐらし。
終幕の時は近いと思いますので、残りのカケラも楽しみにしつつ、何よりもハッピーな救いを見せてくれることを願います。

〜カケラの世界〜
<醒めない夢> 1.4/2
ラスボスのラスボスたる所以を見せつけられる話でした。
悪役の過去を見せることでカタルシスを生み出すというのはよくある手法ですが…この人に限っては同情する気には全くなれませんでした。

どんなに辛い過去があったって。どんなに崇高な理念を持っていたからって。
それを示すことが数千人もの人を殺すことでしか達成できないのなら、それはただの悪魔でしかないんですよね。
特に、雛見沢の人々には何の罪もないわけですしね。ただの人殺しでしかないです。

とまあ、ラスボスに対しての罵詈雑言を浴びせましたが、神になって雪辱を果たしたい彼女には何も響かないのでしょう。
力には力で、団結して戦うしかない。羽入すら真の味方となった仲間たちの戦いを見届けようと思います。

<カケラ紡ぎ> 2.4/3
奇跡を起こすため、過去現在・敵味方入り混じった裏側を読み尽くす短編集と言ったところでしょうか。
今までに登場したキャラクターの描かれていなかった側面を知ることができたのは、非常に面白いものでした。

ただ、流石にちょっと多すぎたかなあ、とも。雛見沢のルールXYZも、ほぼ忘れかけていましたし。
とはいえ、この多さこそが奇跡を起こす秘訣と最初に言われているので、そこも織り込み済みなのでしょう。

ついに奇跡を起こす下準備は整いました。
皆の力を合わせた奇跡、しかと目に焼き付けてこようと思います。

<祭囃し編> 5/5
ついに…ついに解決編でした…!
100時間を超える時間、ずーっと辛酸を舐めさせられていた苦しみから、やっと解放されました。

羽入までもが信じる力を合わせたところで、この章の勝ちは決まっていたのかもしれませんね。脳汁ドパドパでした。

最終的に、ラスボスに対しても慈悲がありました。個人的には、徹底的に叩き潰してほしいところだったので少々肩透かしではありましたが、梨花や羽入の想いが誰も不快にしない結末というのなら、それを受け入れないわけには行かないのでしょうね。

ともかく、これこそがずっと求めていた解決でした。今までの時間に見合った、清々しい解決に、とても納得しました。とはいえ、この先もお話はもう少し続くみたいなので、さらなるあったかもしれない未来を探しに、読み進めてみたいと思います。

<澪尽し編・表> 3.2/4
大筋は祭囃し編とそこまで変わらなかったですね。その点で、若干飽きる部分があったため少々もったいないなあとは思います。

羽入がいない⁉︎から始まったストーリーなだけに、どうなるかと思いましたが、本当に梨花と羽入が良く頑張ったなあって感じでした。もちろん、周りの部活メンバーも頑張ってましたけどね。

とはいえ、話の仕掛けや用いられる壮大さを考えれば、もう少し祭囃し編との差異を出せたのではと思うのも事実。
わざわざ表裏と表題につけるあたり、次の澪尽し・裏もトリック満載だと思うので、ここでの不満を全て解消するようなストーリーに期待します。

<澪尽し編・裏> 5/5
ようやっと…巴に救いが…

巴・夏美の方(番外編?)がスロースターターなのは相変わらずですね。
正直、序盤はあまり面白いとは言えなかったです。

それでも、中盤以降の面白さはそれこそ本編と比べても遜色ない、むしろこちらの方が好みの人も沢山いるんじゃないでしょうか。
これまでの労苦を巴と共に見てきただけに、味方となってくれた人たちの想いに涙が出そうでした。

ここまでの感想で察していただいている方も多いと思いますが、私はひぐらしのキャラクターの中で巴が最も好きだったりします。
どこまでも人情味に溢れていて、最高です。

ひぐらしを読んで巴に惹かれた人には、ぜひ、いや必ず、この澪尽し・裏まで読んでほしいです。期待に応えてくれるだけの章であることを保証します。

<賽殺し編> 1.4/2
事件解決後の梨花ちゃんの平和な生活…じゃない⁉︎
普通に平和で楽しい雛見沢の生活を見られると思っていただけに、意外に重たい話で拍子抜けしました。

「お子様ランチの旗」のカケラを見ると読める章。そういうことかぁ…と読んだ後には思えますね。
あったかもしれないIFの話…がここまで重たくなるのも、さすがはひぐらしと言ったところでしょうか。全てのキャラクターに罪がなく、まさに理想郷な世界を天秤にかけなければならないのは、大変だったろうと思いますね。
とはいえ、そろそろ純粋に楽しい話があってもいいんですよ?もう、地獄のような戦いは終わったんですから…

<言祝し編> 2.4/4
羽入の過去のお話。
ここまで読んできた人には分かる通り、確定BADENDでとても辛かったですね。どんなに幸せそうな姿を見せてくれていても、その先に地獄が待っているとわかっていたら楽しめないものです。

この章を起承転結で例えると、起転結→起転結みたいな感じですね。なぜか2周した感じです。
ちなみに、僕は桜花にとてもイラつきました。優しさは尊いものですが、行きすぎると周りを巻き込んでしまう典型例です。羽入もそこまで見越していただけに、懸命な判断を下せていれば…。
羽入の苦しみという名の過去はよく分かったので、次は幸せな日々を見せてくれると嬉しいですね。

<羞晒し編> 1.8/2
こういうので良いのよ!
苦しい戦いを経て得られた、とても幸せな日常。何でもないことで笑い、楽しんでいるみんなを見ることができたのは、ただただ幸せでした。特に、前章でさらに可哀想な目に遭わされた羽入が楽しそうにしているのがとても嬉しかったですね。

長かった物語もここで一区切り…のはずなんですが、もう少し続きがあるみたいですね。残り4編、盛大に盛り上げてくれるのかな?

〜奉〜
<ひぐらしアウトブレイク> 1.6/2
おお、なんだこれは…
まさかの今までとは違った方向からのどシリアスでした。いや、ここにきてそういう方向性できますか…本当にひぐらしは一つの作品でいくつもの顔を見せてくれるなあと感嘆しております。

確実に続きがあるであろう終わり方だったので、この次が楽しみです。
え、あるよね?まさかないなんてことはないよね?お願いだから続きを…

<神姦し編> 1.4/2
良かった、続きがあった…
番外編と考えれば、まずまずの出来だったんじゃないでしょうか。
というか、思いっきりタイトルでネタバレしてたんですね。神姦し、賑やかな神様たちプラス梨花による楽しい(ギスギスしまくってたけど)ひとときが味わえました。

ただ、あれだけシリアスを続けてきて、最後の最後にキャラゲーと化したのはいかがなものでしょう。前編からずっとシリアスだったので、そこだけは微妙だったなあと思います。割り切って読める人には楽しい章じゃないでしょうか。

<雛見沢停留所> 1/2
正直、何でコメントして良いか分かりません…。
今までずーっと見てきた物語とは根幹から違っていて、あまりの変化に脳がついて行けませんでした。

おそらく、パケ裏に原典と書かれていた(ような気がする)ので、このひぐらし及び雛見沢症候群の大元となった物語なのかなぁ…と思います。
にしても、何の説明もないままこれ読んだら意味不明だよ…梨花ちゃんが魅音と同い年だし、むしろなんかお姉さんっぽいし。

原典として読んだときに、ここからあれだけの物語が広がっていったことを考えると、とても優秀な土台だとは思います。ただ、あくまでこの章単体で見ると、あまり高評価はできないですね。もう少し、説明があっても良かったと思います。

次がいよいよ最後の章ですね。楽しみです。

<罰恋し編> 0.8/1
くっだらない。でも、それがいい。
完全にお遊びな感じの章でしたね。もともと目明し編のお疲れ様会だった?みたいなことをどこかで見た気がします。

魅音の部活で始まったこのひぐらしの物語。その部活の罰ゲームで締めくくるというのは、個人的には好感の持てる作りでした。

【総評】87/100→5点刻みのため、85点とします。
ものすごいゲームでした。さすがは、それほどアニメやゲームに詳しくない人にでさえも抜群の知名度を誇るひぐらし。
間違いなく、やって良かったです。

私は減点法で採点しているわけなんですが、その弱点がこのような作品ですね。章がたくさんあるだけに、どうしても点数が低くなりがちなんですよね。
加点法だったら?間違いなく100点を付けます。祭囃し、澪尽し裏という素晴らしいストーリーを見せてくれた時点で、決まりです。

最後に、作品をやろうか迷っている方にコメントを。
そもそも、とんでもないハイコスパなんですよね。BEST版が発売されているので、新品だと3464円。中古でよければ3040円で入手できます(いずれも2022/9/4現在のAmazon価格)。
これをプレイ時間で割ると、それぞれ1時間あたり20円くらいとなります。凄いですね。格安のカラオケ屋でもここまではいきません。

加えて、文句なしのクオリティのストーリー。
もう、やらない理由はありませんね。
少しでも興味を持っている方へ。必ずや期待に応えてくれるだけの作品です。是非とも、手に取ってみてください。

そして、手に取ってくれた方へ。私からかけられる言葉はこれだけです。

 -Welcome to Hinamizawa-