最終作にして最高傑作。メモオフをやってきて良かった。
※注意…本作は他の作品以上にネタバレによりつまらなくなる可能性があります。
未プレイの方は長文感想の方は読まないことを推奨します。
【プレイ時期】 2019年2月
【グラフィック】5/5
今作は平つくねさん。新規キャラが可愛く描かれていた。
過去キャラも出てきた本作だが、一部誰だかよく分からないのは残念。特に詩音。
【音楽】 BGM 5/5 ボーカル 4/5
BGMはかなりハイレベルだった。
阿保さん健在をアピールできたのでは?サントラも付いていて聴きやすいのも高評価。
一方ボーカルは2曲で少し物足りなかった。曲自体はどちらも好きなのだが…
どうしてもね、キャラソンが好きなのよ。
【システム】 4/5
アイキャッチが妙に長いのと、セーブごとにプレイ時間が記録されるという仕様を除いては概ね使いやすかった。
【シナリオ】 76/80
“ライトサイド”
<寿奈桜> 4/5
ギャルな見た目の純情ちゃん。ライトサイドの話については大体こいつのせい(小声)。
ノエルとの三角関係には痺れた。
ただ、印象に残ってるのはBADの方。
完全に精神面で壊れた寿奈桜を見るのが悲しかった。目にハイライト入ってない女子は怖いね。
<ノエル> 19/20
メモオフ6で出てきたクロエ先輩の妹さん。next relationでも登場してたね。
next relationでは破壊力のある可愛さだったため、今作でヒロインとなりとっても期待していた。
…めっちゃ期待に応えてくれました!
話自体はどこがライトやねんと言いたくなるくらいに胸糞な話なんだが、そこを乗り越えた後のノエルの可愛さと言ったらもう…
私も累くんになりたい!羨ましいぞぉ!
“ヘビィサイド”
<柚莉> 8/10
スポーツ万能な気の良い幼馴染。
柚莉ルートは琴莉ともしっかりけじめをつけられており良かったと思う。
というかBADが強烈すぎるよ…すぐ人死ぬじゃん…
<琴莉> 5/5
正式にルートがあるわけじゃないけども。
柚莉の作り出した虚像…というとちょっと悪く言い過ぎだろうか。
最初の琴莉の無邪気な可愛さから、後半の重たい愛に至るまでの変化が丁寧に描かれていたと思う。
消えるってなった時は本当に悲しかったし、後半はどこか気持ち悪いし…
その辺りの難しいポイントをしっかり書けていたのは好印象。
でもBADはやっぱり辛いね。
<ノエル> 10/10
再び登場ノエルちゃん。
ヘビィサイドではルートがないのだけれど、それでもここに入れざるを得ないくらいの重要なポジションだった。
ヘビィサイドにはノエルのBADが多数あるが、もうやめたげてよぉ…と言いたくなるくらいに可哀想。
こちらを見ることで、ライトサイドのノエルがより愛おしくなるのは必至。
というか君たち姉妹はさぁ!エロいんだよ!
いいぞ、もっとやれ(懇願)
<⁇⁇> 30/30
一応名前は伏せてあります。まあプレイした人には分かるよね?
ゆびきりの霞ルートを超強化した感じ。
そりゃ霞大好きだったもん、このルートも好きになるに決まってんじゃん。
今作は結局この人のためにあったんだなって、プレイした後には分かる。
最初からずっと琴莉という人物への愛と後悔を持っていた累ちゃんを見ていたため、ここで報われるのは感謝しかない。
あと、愛情全開の⁇⁇の可愛さは異常。
このルートは流石メインルートということもあって、とっても重厚感のある話です。
全ての伏線が回収され、終わりへと向かっていく様をぜひ見てほしい。
“アナザーエンド”
得点はつけないけれど、メモオフシリーズにとってものすごく大事なルート。
具体的には、今までずっと主人公を見守ってきてくれた信のお話。
これを見れただけでも、シリーズファンにはありがたいレベル。
おめでとう、信。大人になったんだね。
メモオフという話を、信の目線から読み解くのも相当面白いんだろうなあ。
【総評】94/100→5点刻みのため90点とします。
シリーズ最終作にふさわしい、素晴らしい出来だった。
正直、プレイした後しばらく放心状態で何も手に付かなかった。
それくらい、心に残る名作だった。
キャラの魅力・話の展開など、どれをとっても一流の素晴らしい話。
シリーズを知らない人でも十分楽しめるので、もっともっと評価されていい。
メモオフをやってきて良かった。
そう心の底から思える素晴らしい作品だった。