涙を流せるゲームというのは、それだけで貴重なのです。
【プレイ時期】 2019年8月
【グラフィック】 5/5
笛さんの優しい絵がこの作品にとてもマッチしていた。
ココの可愛さは異常。
背景も、minoriが担当していたということもありとても綺麗だった。
【音楽】 BGM 5/5 ボーカル 5/5
BGMについては、シロハネ編とクロハネ編とでしっかり使い分けられており、どちらも雰囲気に合った心地よいものだった。
ボーカルはもう5点じゃ足りないくらい。
初めてですよ、曲に泣かされるのは。
memories are here、素晴らしい曲でした。
【システム】 2/5
ここはちょっと不満。
自分はノートパソコン&外付けHDDというプレイ環境なのだが、このゲームをプレイした後に「安全にメディアを取り外す」ができない。
まあ特に問題は起きなかったが…
それと、セーブ後に再開するとセーブしたところより数ワード戻るのも気になった。
【シナリオ】70/80
<シロハネ 前半> 12/20
とにかく優しい世界だった…のだが、ちょっと退屈だったのも事実。
ワカバがなぁ…あまり得意じゃなかったからなあ…
特に、構成上3周する必要があるだけに、この部分は苦しかった。
個人的にはココを愛でることで乗り越えました。
<クロハネ> 38/40
過去の悲劇をなぞっていくパート。
三国間の複雑な関係性が生かされており、群像劇がいい仕事していた。
デュアの生き様とアインの格好よさ、そしてやはりココの可愛さに夢中になった。
あとsecret storyはずるいって…。あれは泣くよ。
<シロハネ 後半> 20/20
ココルートの部分のみの評価です。
まさかここまで泣かされるとは…
クロハネを踏まえ、優しい世界ながら感動することができた。
はっきり言って、ココにもっと困難を与えればもっと分かりやすい話になったと思う。
が、シロハネ編は、クロハネとの対比でとにかく優しく平和であり、すっと結末に向かう。
そのため、わかりやすいオチを求める人にはなんだこりゃ、となるかもしれない。
ただ、すっと終わることで爽やかな読後感があり、素晴らしい締め方だったと思う。
【総評】 87/100→5点刻みのため85点とします。
ココを気にいるかどうかで、評価は全く変わりそう。
私はココが過去作品で一番と言っていいほど好きになったので、作品自体もとても楽しくプレイできた。
泣いた部分もデュア・アイン(各二回)、ワカバと全てココが絡んでいたしね。
残念だったのは、1・2周目が内容的に薄いこと。
特に2周目は30分あれば終わるので、1・2周目は統合してほしかったなあ。
個人的には、ココが好きすぎて、結末に向けココが痛い目にあうのではとビクビクしながらのプレイだったので(実際にはそんなことなかったですが)、再プレイの方が評価は高くなりそう。
近いうちに再プレイするから、それまで、バイ、バイ。