序盤の退屈さ・終盤の説明不足が作品の足を大きく引っ張っている印象。 また、厨二ワードの耐性がない人や、ストーリーの整合性を気にする人には辛いかと。 ただ、もしやるのであれば、最後までプレイして欲しい
【プレイ時期】 2019年5月
【グラフィック】4/5
見応えのある可愛らしいCGが多く、良かった。
【音楽】BGM 3/5 ボーカル曲 5/5
BGMは可もなく不可もなくといったところ。
ボーカルはOP・EDともにハイレベルで素晴らしい。
特にOP「イノセンス」は名曲。
【システム】 3/5
ゲーム進行上のシステムは普通かと。
とにかくディスクレス不可なのが辛い、辛すぎる。
【シナリオ】56/80
<共通>10/20
序盤がとにかく苦痛だった。
特に優真&なるのノリについていけず、「こいつらは何を言っているんだ」状態。
物語の目的も明示されていない段階から厨二が飛び交っており、キャラに置いていかれた感じ。
共通部分で8時間ほどあったが、ここを耐えられたのはひとえにひまわりちゃんのおかげ。
ひまわりは本当に癒しだった…
<優真ルート> 14/20
優真ルートの中盤までは、ほんとーーーに辛かった。
共通の癒しだったひまわりもこのルートでは出てこず、理解できない厨二ワードの応酬にノックダウン。
それでも、ルート中盤のリノンの話からは面白く、この辺りから優真の言動にも慣れ始めた。
リノンの三重人格を演じ切った桃井穂美さんはすごい(こなみ)。
<赫ルート> 18/20
一転、こちらのルートは非常に快適。
ひまわりがいるのももちろん、共通ではメンヘラ感の強かったノエルがキャラとして輝き始めたのが大きかった。特に、美月が絡んで以降のノエルはめっちゃくちゃ面白かった。
話もこの作品の中では分かりやすく、スラスラと読めた。
(美月とのHシーンには突っ込んじゃいけない、いいね?)
<ナグルファルの夜> 14/20
物語のフィナーレ。
今までの伏線が勢いよく回収されていき、スピード感を演出できていた。
ただ、スピード感がありすぎて説明不足な点が多々あり非常に勿体無い。
そのため、なんとなく熱く、なんとなく感動はできるが、イマイチしっくりこない感覚が…。
本当に惜しいなあ、という作品。
【総括】71/100
良いところも多々あったが、それを補って余りある欠点が目についてしまった作品。
良いところとしては、リノン・ノエルの可愛さは素晴らしく、W主人公ルートの中での各ヒロインが問題を解決していくというのも楽しめた。
欠点としては、某ヒロインが裏切る時間があまりにも短すぎてただの意見が二転三転するだけの人に成り下がっていたり、戦闘シーンが全体的に微妙、といったところがある。
※2019 12/1 得点を修正します。
ボーカル5→4 イノセンス一曲だけな感じがしてね…
システム3→1 ディスクレス不可はそのくらい不便だった。
優真ルート14→10 読み進むのが苦痛だったことを考慮して。
赫ルート18→15 作品比では面白かったが、9割つけるほどではない。
以上より、71→61点に変更といたします。
さらに、5点刻みとするため、60点とします。