妹・妹・妹だ！
【プレイ時期】 2020年3月
【グラフィック】3/5
10年前の作品とあって多少古さを感じさせる部分はありましたが、アンニュイな表情のCGはとても良い出来でした。
【サウンド】BGM 3/5 ボーカル 4/5
BGMはミドルプライスということもあり、曲数は少ないながら印象に残るハイレベルなものでした。
ボーカルはOPは妹目線、EDは兄目線の曲となっていて、非常に良くこの作品とマッチしていました。
【システム】3/5
必要最低限のシステムは備わっており、プレイしていて不快なこともありませんでした。
【シナリオ】62/80
<序章> 8/10
alcotらしさ全開の、残念(褒め言葉)な兄たちが面白かったです。
そうか、エロゲーをやってる兄達はあんな扱いを受けるのか…
公式サイト通りの、残念な兄たちを堪能することができました。
<美紀> 9/15
親友・彰の妹。
個人的に迫られる展開が得意ではなかったこともあり、あまり楽しいルートではありませんでした。
ただ、妹尾兄妹の兄妹愛というものがしっかりと描かれており、そちらの方は良かったと思います。
<麻衣> 11/15
バーチャル妹。
かなり評価・判断に困るルートでした。はたしてこれはhappyエンドと言っていいものか…
また、栞と入れ替わることで、麻衣のルートながら栞への期待が高まるというよくわからないことになっていました。
総じて麻衣は可愛かったです。
<栞> 34/40
リアル妹。
栞ルートを選択すると、すぐに麻衣の秘密が明らかになります。この時点でとても引き込まれるシナリオで、とても良かったです。
また、ヒロイン視点も有効に作用しており、栞・麻衣がどういう感情であったかが分かります。
そして、何より良かったのはEDへの入り方とその後の演出。読後感がとても良い心地で、この作品が高く評価されている理由がよく分かりました。
【総評】75/100
あらゆる妹に対して真摯に向き合った、とても良いゲームでした。
主人公も公式サイトの残念っぷりはどこへやら、完璧なお兄ちゃんでモテモテなのも納得な人格者でした。
妹よりは姉派な私でも楽しめるリア妹、ぜひみなさんもプレイしてみてください！
※2020.7.4 追記 得点の変更を行います。
麻衣ルート 11→9 納得のいかない終わり方だったため。
栞ルート 34→30 そこまで高得点にするほどではないかな、と。
へと変更し、合計点は75→69点となります。
また、5点刻みとするため、65点とします。