Hシーンを補完するアペンドです。長文では感想のほか思ったことをつらつらと。
※アペンドなので得点はつけません。ご了承ください。
シオン・エリカ・ラヴィ・真夜のHシーンアペンドです。
とはいえ、1人あたり45分ほどもあるように、単なる行為だけに留まらずそこに至るまでのお話もあって満足感は高いです。特に、本編の雰囲気を気に入った人であれば尚更かと。
それぞれのルートに感想をつけると、
シオン→やはり感情を出すシオンはとても可愛い。亡くなる前に繋がれて、本当に良かったなあ、と。
エリカ→エッチなメイドさんなんてみんな好きですよね。シオンを巻き込むのはやりすぎだと思いますが。
ラヴィ→本編でも思ってましたがナイフ使いカッコいいなあって。完全にifとも言い切れない感じが良きです。
真夜→夢オチはNG。本作で唯一のギャルゲーらしいヒロインで、その魅力に溢れたシナリオだったかと。
こんなもんなんですが、これだけで終わっても寂しいので思ったことをつらつらと。
・販売方法
edenは、全年齢の本編+R18のアペンドという形で販売されました。そして、本編だけで完成されており、シーンの欲しい人がアペンドも買えばいい、というスタイルです。
個人的にこれはアリだと思いました。
そもそもノベルゲーム自体若年層のプレイ率が高いため、全年齢から成人向けへのとっかかりとしても有効だと思います。自分もメモリーズオフやNOeSISというシリーズからノベルゲームに入ったクチですし。
なので、まずはノベルゲームの魅力を知ってもらう一助として良かったと思います。
逆に、大人な皆様にはアペンドという形で満足できる仕上がりになっていて、隙がないなあと。
ただ、意外とこの販売方法が広がらなかったのも事実。Steamが本格化する中、再びこの販売形態は見直されてもいいんじゃないのかと思った次第です。
・義務的セックスの悲哀
なんだか仰々しいですが、言いたいことはシンプルで、「本作においてシオン以外と結ばれる必要があるのか？」ということです。
もちろん、アペンドで出す以上、攻略キャラ1人というのは批判を浴びそうなのもわかります。また、その他3人も負けず劣らず魅力的なヒロインでした。
それでも、本作の立ち位置を考えるとシオン以外と結ばれるのは不自然と言わざるを得ないです。そういう風に作り上げた本編だっただけに、です。
結局、シナリオゲーと複数ヒロイン制は食い合わせが悪いということでしょうか。ただ、逆にそこを加味して作ったのかもしれない「きっと、澄みわたる朝色よりも、」はｴﾛｲｯｶｲﾀﾞｹと批判されたりしていたので、難しいですね。
大人向けゲームなんだから、つべこべ言わずに楽しめというのもその通りなんですが…
構造的にもやもやしたものが残りましたね。
皆様はどう思われますか？