たぶん予約して発売初日に手に入れてすぐにクリアした人が得をしたゲーム。高評価されてるのを知ってしまった後だとどうしても期待値を上回れない。また、シナリオの粗探しをしてしまうと非常につまらない作品に成り下がるので、難しいことを考えず流れに身を任せて、何が起こるか分からないというこの話の展開を楽しみましょう。
何とも惜しい作品でした。
話としては中盤までは面白かったんだけど最後がなあ……という感じです。
個人的にはこの前にやった「終わる世界とバースデイ」の方が話の整合性が取れてて好きだったかな。
ループ物のノベルゲーは数多く出てますが、私はそこまでループ物をプレイしたことが無いので、
既視感、といいますかパクリだなーというのは感じなかったです。
ただ、そういうループ物のシナリオをあまり読んだことのない人の方が楽しめるのは確かでしょう。
それと、このゲームはかなり恋愛要素が希薄なので、ヒロインといちゃいちゃしたい方は別のゲームをプレイすることをお勧めします
ゲーム性の方は高難易度だと言われていますが、ヒントもありますしそこまで難しいとは思いませんでした。
また、ゲームの難しさが良いカタルシスとなっているのかなと思いましたし、このゲーム部分がかなり重要な作品だと感じました。
あとは、絵はちょっと苦手でしたね。
この作品、複数原画なのですが立ち絵にはそこまで違和感はなかったです。
しかし、CGになると途端に崩れているものが何枚かあって、もうちょっと丁寧に描いてほしかったですね。
それと、システムの方で「既読のみスキップ」にしたときにシーン変わるところでいちいち止まるのがうざかったです。
この作品は最初の方にかなりの高評価がされてたこともあり、皆の期待が高まりすぎて、
「あれ?こんなもんなの?」と拍子抜けする方々が続出したなんとも悲しい作品だったと思います。
当たり前のことなんですけど、結局は発売当初に買って何にも影響されることなく自分の主観だけでプレイしたもん勝ちなんですよね。
まあ、それは情報の氾濫している現代社会においては非常に難しいことではあるんですけども。
ということで、私の感想は忘れて事象を飛び越えましょう。
目的地はこのゲームが発売される前で。
記憶を引き継いでは評価を覚えてしまってて意味がないので、引き継がない方向で。
あっ、そうしたらこのゲーム買わないですかね(笑)