知識は主君の仇を討った人たちがいたレベルの感想です。こういう層の方のが楽しめると思います。こういう作品が出てくるから止められない。
自分の中で上位ランキングであり、この2年期待していたグリザイアの結末が普通のもので終わってしまった衝撃をうけた状態でのプレイでした。同人時代の作品にも興味がありましたが、製品版がでるとの情報に即予約をいれた作品。忠臣蔵のことはたいした知識もなく、時代劇やっていても見る気が起きなかったストーリーでした
作品については、非常に作者が忠臣蔵というお話を理解し、なおかついろいろな方面へのこうなってたらよかった、こういう話ではなかったのか、というアレンジをいれており、そのために主人公の現代からその時代へのタイムスリップが必要となった作品でした。こういう作品に造詣が深い方がこういう作品をつくれるというのはある意味羨ましく思い、これからもがんばっていただきたいと思います。
まぁ5章が短絡的に終わらなければ、グリザイアやホワイトアルバム2より上位に来たと思いますが、それでも十分いい作品で、自分の中でのベスト3に入る作品となりました
1章は忠臣蔵の基本形、これにより忠臣蔵の史実に近い形での進行となります
これのおかげで忠臣蔵ってのがわかりましたね。視点は大石内蔵助です
仇討<お家再興で話が進みその中での葛藤が描かれております
2章は江戸急進派のお話、江戸のなかでの赤穂浪士が仇討と期待していないお家再興にゆれて、事あるごとに吉良を討とうとするが、そのたびに思いとどまる様が描かれております。視点は堀部安兵衛、最後に戻るためのヒントなどが表記されます
こちらは仇討>お家再興にて話が進みます。
3章は主人公が何をやっても変わらないという視点にて話が進みます。この章は最後影武者吉良であったという想定にて話がすすみ、脱盟したものたちも実は託されたものがあっての脱盟であった。それが生きる形での最後となっており、個人的には一番楽しかった章でした
4章は現代からもう一人のタイムスリップ者がでることや、あくの元凶がいることが告知される章です
5章はそれらをすべて含め、終了させるというお話赤穂浪士は最後全員いきていることになります
非常に喜怒哀楽が表現されており、史実に照らしてもみんな死んでいく作品ですので、非常に見ていて心動かされる作品でした。個人的にはもっとこの作品にはキャラがいるので、いろんな視点での作品を繰り広げて頂きたいと思います。
もし、他の歴史話にも造詣が深いシナリオライターさんであれば、いろいろな歴史には裏側面白い話が多いのでそれをまたエロゲにて表現していただきたいと思います。
又これからもこういう作品をよろしくお願いいたします。
ちなみに、一番好きなキャラは片岡さんです
以上、エロゲ板そのとき歴史が動いた忠臣蔵、感想でした