良いシナリオでした。minoriらしい、演出も音楽も背景も、とても良い出来でした。くすはらゆいさんが演じる永遠、最高です。永遠が好きになれたなら、最高の作品です。
minoriらしい、美しい作品です。きれいな背景、表情豊か、心地良い音楽。
一周目は物語の先が気になり駆け足気味に終わりましたが、2週目以降はゆっくりとセリフや演出を楽しみました。
そういう意味では、時間が無いと辛いゲームなのかもしれません。だから万人向けではないのかもしれません。
内容が気に入らなかったら複数回プレイしないだろうし、このゲームの魅力を伝えるというのは困難です。
エロいとか胸が大きいとか、そういう方面なら問題なくオススメですが、そこに至るまでの物語を考えると、エロ目的なら抜きゲの方が手っ取り早いし。
そういう、自分は大好きなんだけど他の人に共感してもらえるか、というところでレビューに行き詰まってます。
今作で自分が一番良かった所。
くすはらゆいさん演じる永遠さんの声が大好きになりました。今までにない、ボソボソしゃべる感じが好き。
シナリオについて。
夏空のペルセウス、12の月のイヴに比べると明るい雰囲気で、
特に重要なキャラクターの心理が丁寧に描写されており、「心の動き」を見ていくという興味深い作品でした。
主人公が精神的に追い詰められながらも成長していく過程が描かれており、
悔しさ、悲しさ、後悔をバネに頑張っていく方向性が良かったです。
ヘッドホンで、永遠さんボイスを耳元でこしょこしょされてるのが至福の時。
久々に「大好き」なキャラに出会えて嬉しかった、ということで締めさせていただきます。
次回作にも大いに期待してます。