笑って泣ける名作。ノブチナ、ルーシア最高だーーーーーーーーー
アニメでこの作品を知り1と2をぶっ通しでプレイしました。
本作をプレイした感想としては、ノブチナ√とルーシア√の2つが群を抜いて良かったというものでした。この二つの√はそれぞれ方向性が異なったストーリーであり、エロゲの王道のようなルーシア√と死生観や家族といったテーマが裏にあり、笑いあり涙ありのノブチナ√といった感じでした。
・ルーシアは1のパト√で見る事の出来た主人公や妹に対する気持ちの理由や過去を知ることができ、さらに魅力的になったと思います。実際最初はツンからデレまでいき最終的にやべーやつに変わっていくのをパトを始めとした周囲の人物が眺めているのが面白かったです。パトの素の声がよかった。
・ノブチナは1で攻略できず涙を呑んだ人にとっては非常に満足のいく内容でした。今まで友達だった主人公との恋人関係で調子が狂うノブチナを見ているとにやけてしまいました。感動ポイントも多く命や家族について考えさせられる事もあり読み物としても他の√と毛並みが違い引き込まれるものであった。また、井田と田中ちゃんのお話でもあるため、ノラととを1、2通してプレイし最後にこの√を進めるとまた感慨深かった。ただHシーンが他のメインヒロインに比べ1つ少なく、恋人関係になるのも少し遅かったため恋人関係の描写がもっと欲しかった。できれば咥えてほしかった。初シーンのオチは前代未聞なため必見。
・アイリスはシリアス色が強いシナリオであったが、元気でうざかわいいキャラを突き通して主人公への依存度がやばいやつがいるバカップルシナリオだったという印象が大きく笑えました。アイリスの声優さん素の声の演技がすごい面白い。しかし、2からの新キャラのアイリスとノエルは、他のルートでの出番が非常に少なく、ノブチナルートに至っては分岐の時点でアイリスが登場する前の時間軸であるという説明が入るため存在を消されてしまっていたため、メイン√以外での活躍は少ない。
・ユウラシアは昇格ヒロインの中でメインの√のボリュームが少なく、テーマ的にもそこまで深いものがないため、ある意味おまけシナリオ感がメインヒロインの中でも強かった。しかし、1で唯一シーンがあった貧乳キャラであり、ちびっこ妹キャラを愛でかわいがるという意味では十分堪能できた√であった。もしかしたら1番最初に選んだ方がいいかもしれない。
・ノエルはまさかのメイン√なし、アイリス√クリア後のおまけシナリオでのみシーンがあるという悲しきヒロインであった。ぶっちゃけアイリスよりノエルの方がキャラ的には好きだったこともあり悲しかった。ただアイリス√のシナリオ的にヒロインとしてメインを作るのは難しかっということも分かるので仕方がないが、もっと主人公との絡みを見ていたかったという他ない。まじこいのあずみさん的な感じで√追加オナシャス。
・1のヒロインはルーシア√とユウラシア√クリア後におまけシナリオとして開放されそれぞれ1シーンずつあるといった形であった。長さも短く、ある意味THE後日談のおまけシナリオ、といった感じで充分であったが、シャチに関しては公式HPにもキャラ紹介で存在していた新キャラがこのおまけ√でのみ登場しているため、ノラとと3への布石に布石のようにも感じた。新作作ってノエルともども√作ってもいいのよ。ただ1ヒロインで黒木さんだけ諸事情でどのルートでも出番が少ないのは注意。
・盛り上がり具合的に個人的にはユウラシア√を一番最初に、ルーシア、アイリス、そしてノブチナ√を最後に進めた方が良いかもしれない。おまけルートはお好みで
挿入歌はノラとと1と同じく充実しており、新曲が8曲近くあった。各ルートの見せ場で頻繁に流れ、どれも良曲であったためストーリーを盛り上げるのに一役買っていた。個人的には「Drawing future」と「sky baby」が好きだった。
ネコのお考えは前作同様唐突にぶっこまれ笑いを誘ってスッっと終わっていくいつも通りのものであった。地味にwebで公開されている極寒皇女アイリスも見れるのはうれしい。
総じて、ヒロインごとに見せ場や出番に偏りや差はあるが、非常に楽しめた内容であった。どのルートでもノラととの代名詞であるコミカルな話やキャラの掛け合いが楽しめ、√によっては涙腺が緩む展開もあり、個人的には1と同等、それ以上の作品に仕上がっていると思います。
まだまだノラととの世界観を楽しみたいという願いを込めて、続編かもしくはアペンド的なものを希望したいところです。