最近のエウの中では、ダントツでに楽しかった。
エウのゲームらしくゲームパートが面白く、時間を忘れてプレイすることができた。オートを細かく設定できるのがとてもありがたかった。ただ、難易度が低すぎて、戦闘が単調になりがちなのが残念なとこ。
シナリオも最近のエウの中では良いほうで、設定はそれなりに練りこまれていて面白かった。ただ設定はいいのに肝心の文章が駄目なことが多く、特にキャラの心情を表すのが下手だと感じた。序盤と終盤は文句なしに面白かったのだが、中盤(三章~六章)はかなり中身が薄く、正直微妙。こうなるならサブヒロインもストーリーに組み込んでもよかったのではないかと思う。
燐使の存在について途中までは部分的には普通にありなんじゃないかと思っていたので、主人公サイドの全否定にもやもやしていたのだが、主人公がラスボスとの問答で結構納得できる答えを主人公が出してくれて、いい感じに落ち着いてよかった。
総評としては粗はそれなりにあるが、ゲームパート、ADVパート、両方ともそれなりに楽しめて良かった。エウにはこれからも頑張ってほしいです。