落ち着いてまったりプレイできます
最後の「約束の日」はそれほど感動できなかったのですが、全体的には好みに合った作品です。
【パルフェ】で里伽子だけにすべてを押しつけて(?)しまった反省かはわかりませんが、
ヒロインに偏りがなく、バランスが取れています。
それだけに飛び抜けて目立つヒロインがいませんが、これが良い意味でのこの作品らしさだと思います。
攻略しているヒロイン以外のヒロインも話にほど良く絡んでくるので、
つぐみ寮全体の絆の強さを感じられます。
奈緒子ルートなどは18禁の部分がシナリオの根幹だという話を聞きますので、
PC版をプレイした人には違和感があるかもしれません。
でもPC版未プレイの自分には、特にシナリオの矛盾とかは感じませんでした。
「約束の日」はちょっと狙いすぎな感が伝わってきて、逆に冷めてしまいました。
あと茜シナリオは茜シナリオで良いのですが、それとは別に同窓会的な後日談が欲しかったです。
あれだけ絆の強さを強調して、奈緒子の性格も加味するとやらない方がおかしいのに、
【フォセット】にも入って無かったのは残念です。
茜(涼宮琉那さん)の早口が、他の作品の早口キャラとは一線を画してますね。
3連呼と相まって強く印象に残ります。
システムは【パルフェ】と同じく快適です。
セリフの文字色がキャラごとに変えられるのが、何気に便利です。
キャラや舞台などの雰囲気も良い作品なので、安心してプレイできます。
外れたと感じる人が少ない作品ではないでしょうか。