パクリではない独自の良さはありますが、システム面が・・・
ヒロインのクリア順がほぼ決まっているので、例えば最初に桜花をクリアする、
と決めてプレイした場合、選択肢をどう選んでもクリアできません。
それで諦めてしまい、低評価どころかバグゲー呼ばわりされる懸念があります。
“パクリゲー”という評価が多くなってしまうのは、順番的に最初の方にクリアすることになる
澄乃シナリオと旭シナリオがそれっぽいからだと思いますが、それは否定しません。
ところが桜花シナリオから先は、それなりにオリジナリティーあるシナリオを楽しめます。
特に芽依子シナリオは、PC版しかプレイしたことの無い人にはおススメします。
シナリオで気になった点を挙げれば、
桜花シナリオの最後で飛び出して行った桜花を探しに行く際、
普通に考えれば真っ先に龍神の社を探すと思うのですが、どうなんでしょう。
それから、芽依子シナリオでのしぐれのその後を知りたかったです。
システム面では、多くの人がマイナス評価をするのではないでしょうか。
まずなにより、既読スキップがないのは致命的とも言えます。
それからセーブデータにセーブした日付と時刻が表示されないうえ、
どの場面のセーブデータかもロードしないとわからないので、どのデータが最新かすら判別できません。
なお、『主要シーンに声が入る』というパートボイスでしたが、主要であるはずの中盤以降にボイスが少なく感じます。
≪フルボイスにする予定で作っていたが、容量が足りなそうなので途中からボイスを削った≫
という印象で、少し残念です。