抜きゲー
としては優秀な作品だと思います
こうした作品はヒロインが多いので個々の描写が短く雑になりがちですが、この作品はそんなことにはなりませんでしたね。ルート分岐もほとんどなく差分を回収するだけなので前半はほぼ一本道、ゲーム性を期待している人は肩透かしをくらうかもしれません。あと後半については、それぞれのヒロインの個別エンドを観るためにすべてのヒロインの同じHシーンを9周もリピートせねばならず、さすがに作業的になってしまっところは残念でした。個別エンドを観る前に萎える萎える。今回はリテイク版ということで、旧版と比べストーリー展開が大きく変わっているところはありません。CGが前より大きくきれいになったとか、10個の短いアナザーストーリーが増えたくらいで、旧版を持っている人は不満かもしれない。12月に発売される黒獣2のプロモ的位置づけの商品になるかと思います。このメーカーさんシリーズものをつくると失敗するというジンクスがあるので多少不安はありますが、CGの方は期待していいのかなと思います。この作品ではヒロイン全員が奉仕女性になってしまいますが、黒獣2では男に負けない男を食い倒すぐらいの強力ヒロインが登場したらストーリーに変化がついておもしろくなると思うんですけどね。しかし、ヴォルトが建国した奉仕国家が数百年経って、その国を支配しているのが皇帝じゃなくて女帝って、ヴォルトとその仲間たちがどういう一生を送ったのかわかりませんが(まぁ欲だけで繋がっていた連中だから、皆ろくな死に方していないだろうな)皮肉な結果だなとグッときますね。まぁどうせ黒獣2で、その女帝も堕されちゃうんだろうけれど