燃えゲーを目指したのは良く分かりましたが、もう数歩足りなかった感が否めない作品
設定、OPで方向性は良く分かったのですが、
正直色々ともう一歩な点が多すぎました。
【シナリオ】
1週目の「零の章」が一番盛り上がったかもしれません。
最後まではるなもそっち側だったとは考え付かなかった為、
分かったときにはそうか!と驚きました。
ただ、2週目以降は大体ネタが読めてしまった為、
決して悪くは無いんですが「そうなるよね」的な感想が先に出てしまい、
いまいち盛り上がれなかったのが本音です。
3週目では、最初春奈の登場で声をきいて「あ、そうだったか」と
思わせてもらいましたが、その後は大体予想通りでした。
ただ、本来燃えゲーならそれでもいいんです。
お約束のネタを使って、どれだけシナリオで盛り上げられるかが鍵なのですが、
戦闘描写が今一淡白で、盛り上がってきた直後に即終了って
ところが多く、もやもやした感じが残ります。
てか、他のストライカー(特に烈)は、登場して即出番終わりで
盛り上がろうにも微妙すぎます。
あと、ロボ出すならもっとがんばれ。
【音楽】
OPはとてもいいです。
ただ、他は・・・ちょっと違うかなと。
いい音楽もあるのですが、使い方が間違ってるんだと思います。
これについては、もったいないの一言。
【キャラ】
総合的に良かったと思います。
敵側のキャラがとてもいいので、完全に敵対することは無いと
思ってましたが、ミラーについては1週目と2週目以降の
使い方がうまいと思いました。
てか、緒方さんさすがですw
あ、ミラー以外も声は全員あっていたかと。
【総評】
世界観、設定、キャラクターと非常にいい素材でしたが、
燃えゲーを謳うならもう少し頑張ってほしかったところです。
但し、ラストのストライカーユニット受け渡しとか要所では
燃える展開もあり、標準以上の面白さはあったと思います。
ただ、ラスト物語のキャラが全員消えるところで、
ヤマトだけは記憶が無くなり残ると予想していたのは私だけでしょうか。
あと、FDあたりでヒルコルートを切に願います。