プリンセスメーカー2の良い部分を膨らまそうとして、贅肉がついてしまった惜しい作品
長い、ひたすら長い
現代を舞台にした今作品だが、まともにゲームの世界を楽しもうとプレイしたら8時間で半年ぐらいしか進まない
今回は前作までのプリメと違い、金には困らないがストレスの処理がかなり面倒になっているのも特徴
イベントはかなりの量にのぼり、趣味や能力・着ている服でも人間関係が変化するのは面白い
(オタクっぽい服を着ていると、オタク趣味が嫌いな友達から引かれてしまい会話が変化したり疎遠になったりなど)
着替えられる衣装や、娘の身体の変化もかなり凝ったものになっている
日常のミニアニメーションも見ていて楽しいものがある
思春期に入った後の娘の反抗、父親への拒絶もリアルでおもしろい
しかしユーザーインターフェースが親切とはいえない
スキップ機能で未読メッセージまで早送りするのは勘弁してほしい
あまりに長いので、2周目以降はスキップしてしまうのだが、大事なイベントが知らない内に早送りされてしまった時の絶望感といったら・・・(パッチが出るのを祈っている)
また町の移動や選択肢をクリックする時、別ウィンドウに選択肢が出るのだが、そこまでマウスを移動させるわずらわしさもある(別ウィンドウにカーソルが自動移動してくれる機能は必須でしょう)
買い物も、多量に買い込まねばならないアイテムを一個一個買うのも煩わしく、上記の面倒なマウス移動とクリック地獄に悩まされる
繰り返しプレイを前提としているにもかかわらず、長すぎるプレイ時間と不親切なシステムの為、繰り返しプレイする気力を奪う
演出も音楽も悪くないし、イベントも楽しいしストーリー自体も面白いだけに非常に惜しまれる作品
プリメは1から通してやっていて愛着があるので、なんとか周回プレイをやっているといった感じです
ストーリー自体の面白さ95点 - システムの欠点&バグ20点 = 75点