え?良かったじゃないか、アルの声。もっと受け身でゲームやろうぜ。
色々感想はあるけど散々な言われようのアルの声についてまず言及しとくと、声質に違和感を感じるのは別に人それぞれだからしょうがないにしても演技については設定などから考えてもちゃんとしていたじゃないかと言いたい。
確かにステレオタイプな「感情の出し方が分からない」キャラに当てはめると受け入れがたいと思うが、アルタヌーの化身になったあとの演技から見てワザとイントネーションやアクセントをずらして演じていたのが分かると思う。
四体の攻殻の中で外見と性格がちぐはぐなのがアルだけということから見ても狙ってたとしか考えられないし、その狙いは見事成功したと言えるだろう。
もちろん狙いが成功したからと言って消費者に受け入れられるかは結果次第だが、演技が自分のイメージ会わないからと言って単純に失敗したと批判するのは思考停止以前に自分の考えしか認めない独りよがりな感想になるのではなかろうか。仮にも「批評」と称するなら作品を一度受け入れてから意見を述べるべきなのだと思う。まあ、まとめると細かいこと言ってないで買ったんならとりあえず骨までしゃぶってから文句言おうやってことだw
んで、前置きはほっておいて感想感想っと…
色々ゲームはやってきたけどゲームのシステムは正当な後継作じゃなければどんな似てるシステムでも基本さえ押さえてればいいと思うから他のゲームと比べることはあまり意味がないと思われる。前作のアテリアルを遊戯王と比べてもシステムの改善という観点から見たら何の意味がないことがいい例である。そのことから、今作も完全独自のシステムではありえないが、新しい形態をとった作品としてみれば細かい点を除けばかなり良かったと言えるのではなかろうか。
もちろんその細かいところが最終的には大事なとこであり、勝負の分かれ目なのだがそこは今後の課題としても問題ないと思う。この作品での経験を活かして、従来のシステムも突き詰めればいつか本当にエウシュリー大戦ができるんじゃないかと期待してたりもする。
この頃作品の形態を多様に展開しているエウシュリーの開発方針には個人的にはかなりいい傾向だと思っている。願わくばこの傾向がただのマンネリ脱出とかではなく、未来を見据えての試行錯誤であらんことを。