今でも十分遊べる。エウシュリーの旧作漁り第二弾
魔導攻殻を機に過去を振り返ろうと始めた過去作収集第二弾、リウイさんの方の第一作です。
やっぱり古いのでシステムが洗礼されてないのはしょうがない。それでも戦女神に比べればファイアーエンブレムやスパロボみたいな基本が弄りようがないシステムなので大きな不備はない。難易度やレベルの設定は初めてこうゆうゲームをやった人には多少厳しいかもしれないが、基本的にいい具合で調整されているのはさすがの一言。
シナリオは闇サイドの訳あり童貞主人公がお姫さんに救われて立派な成長をする逆アプローチのサクセスストーリーの序盤って感じです。内通者がいたり、敵が仲間になったり、復讐相手がいたりと王道の要素がちゃんの練りこまれています。他と違うのは主人公の立場が最初から侵略側で、物語の分岐がエロゲーらしく?女性に依存してるところでしょう。リウイさん自身が判断は間違ってないくせに内心迷いまくりなので、それが終盤にイリーナやティナによって定まるのがいかにリウイさんが未熟であることを示してる。ただ、明らかにこの後に続くのが明らかなので、むしろイリーナとのなれそめを丁寧に書いたのは評価できるものでしょう。いや、まだにはやってないんですけどね(汗)公式サイト見てるとイリーナさんありきのリウイの成長に見えるから最重要人物だと予測した次第です。あとエピローグが細かく変わるのはシュミレーションとしてはなかなか素晴らしい趣向だと思います...コンプする時間を取られましたが。
前回の戦女神のCGについては散々文句を言ったので今回は改善されてるものと期待してプレイしました。結論から言うとかなり良くなったと感じました。戦女神でのおかしさの原因は構図の取り方だったみたいです。塗も造形も大した変化はなかったのに良くなったと感じたのはこれが大幅に改善されたからでしょう。まあ使えませんでしたけど・・・一番ぐっと来たのが凌辱後のカーリアンのしゃがんでるポーズっていうのもどういうことなんだか・・・自分の趣味が分からん。
全体的に完成度が高いので2についてるAVGで済ますのではなく、自分の行動でイリーナが死んだりティナと逃げたりガーランドに殺されたりといろんな可能性が見れてとても楽しかった。やっぱりシリーズ物は自分でプレイして追っかけるのが一番だなと改めて実感できた作品でした。