終盤駆け足フィニッシュ。
終わった余韻を一言・・・”惜しい作品。”
これだけの世界観を演出しておきながら終盤の超展開に口があんぐり。
独創的な舞台をここまで築き上げたのに大半が未活用で終わった感じ。
シナリオはおおまかに分けて３部作
第１部：外世界編（メイン２人による世界紹介みたいな感じ）
第２部：内世界編（メイン２人＆他２カップルの視点による日常経過及ぶ伏線）
第３部：真世界編（総登場キャラによる解答編）
第１＆２部はかなり中だるみします。 この作品は初回予約で購入したのですがやっと今日終了、そして第３部は本日中にクリアしたことを踏まえると偉く終わるのに時間がかかった。
決してシナリオが長いのではなく、第１，２部で３０分やっては半月放置・・等を繰り返していたので時間がかかってしまった。
ぶっちゃけ第３部に入るまでどれだけ我慢できるか・・・。
やっと世界の秘密が明かされる！と思ったら次から次へと全く想定外の展開/キャラの登場でしかも主要キャラの視点へと交互に変わりながら進行していくので混乱する人も多いかと思われる。
（一通り辻褄合わせはしっかりしています。 ですが各キャラ（所属）の違う立場からの交錯で終盤は物語から置いてきぼりをくらいがちになってしまう）
主要キャラに関してはずばり・・・個人的コトランゲー・・・と言うかコトラン以外に萌えを感じられませんでした。
やっぱり黒髪ロングな大和撫子は破壊力あります。 （当初声が合わないと思いましたが、進行するにつれ、憂いいキャラと声が良いマッチングだった）
絵は上手とは思いませんが柔らかいほのぼのな感じで好感度が高かったです。
世界観設定に対しては努力賞をあげたいほどよく考えられていたと思いますが、そのポテンシャルを活かしきれなかったと思う。
初心者に進められるかはかなり微妙な所です・・・。 読み物慣れし自ら答えあわせの出来る人じゃないとちんぷんかんぷんで終わると思います。
基本点：７３点
世界観ボーナス：＋３点
最終評価：７６点