体験版は440MB。では製品版は？
驚きの1.4GB。
これは凄い。二つの意味で驚いた
まず一つ目、よくそ1.4GBをフルプライスで発売しようとした挑戦心に驚いた
二つ目、1.4GBで結構いろんな事できるんだなと驚き。
メインヒロインだけではなく、サブの男性キャラもフルボイス。
使い魔という設定キャラもフルボイス。
そしてED・OPとちゃんと映像が入っている。
これだけ入れて1.4GB。反対に大容量でカスカスに感じる作品は
一体、何に容量を使用したのか知りたくなるほど。
エロに関しても、結構良い
各キャラは個人差はあるが、可愛らしくCGも素敵だ。
抜きゲーらしく濃いプレイはあり、禁句・大人しいアヘ顔も入っている。
数もそれなりも揃っており、抜きゲーとしては十分に合格であり
75点以上、80点未満の秀作レベルだと思う。
しかしエロと、容量の使い方以外は壊滅的にヤバイ。
魔法学園なんて設定を一切感じさせないイベント構成力。
クスリとも笑えないテキスト。
ルート毎に設定崩壊する主人公の性格・能力。
抜きゲーでここまで読むのが苦痛だったテキストも珍しい。
テキスト読んでから未読スキップON余裕でしたのレベル。
何よりも苦痛なのが、楽しませるテキストを書けないならしょうがないと思うが
この作品のライターは自信満々に酷いのを書いてくる。
Fateに影響を受けたのかしれないが
Fate独特の詠唱する感覚を書いている。かなりの低レベルの文章で。
またダラダラと自分で考えた魔法の世界観や魔法史の説明を
場面の中に挟み込んでくるため鬱陶しい。
中二病以前に設定が練りこまれていないため
ルート毎に、都合が合わなくなりボロボロと崩壊していく。
また気にしないならいいが、ある数人の立ち絵が酷い。
メインでもサブでもなく、ただのモブキャラだが笑ってしまう程。
これが唯一、今作で大爆笑した点といえる。
学園ものなら魔法学園独特のイベントはあるのか？
最初のプロローグ意外、共通ルート・共通イベントなど存在はしない。
朝起きる→キャラを選ぶ→個人イベント（数分）→朝起きる
まさにシンプル_イズ_ベスト。学園イベント？容量の無駄だ。
抜きゲーのテキストを批判する時点でおかしいが。
魔法学園という設定とドヤ顔のテキストが無ければ
もっといい作品だったと思う。
個人ルート自体は長くは無いため、反対に良かった。
しかし自信満々に書かれているテキストを見ると
もしかしたら抜きゲーではないのかもしれない。
そうなると、60点はおかしい。
抜きゲーだからこそテキスト・シナリオは大甘な評価だが
違うジャンルならは、点数はもっと酷くなってしまう…
最後にスキップする場合は気をつけよう、OPの映像と歌は良い。
飛ばさないように注意しよう。