恋姫のレベルを求めてはいけない
買う前から期待と同時に不安もありましたが、見事に不安の部分が的中しました。
どちらかというと絶対★魔王に近いものです。
個々のキャラも良く、世界観も好みでしたが、キャラを活かせず世界観を利用できなかったライター陣。
大げさな期待をしなければ、そこまで悪くない作品。
ただ大風呂敷と広げて畳めなかった作品です。正直、点数的に納得はできません。
容量的には真・恋姫以上のはずなのに、全体的にスカスカに感じるのはライター陣の実力不足でしょう。政治・心の強さ・成長など表現するのは難しいのに取り組んで、見事に失敗し、どこぞの熱血アニメの劣化のような共通ルート。
個々エンディングを取り入れたが、分かり難いルート分岐。個々エピソードを選択しないと次の話にいけないため、個々のルートを選びにくい仕様です。
なにより必要性ゼロの主人公。能力は雑魚。覚醒イベントもなく、ただ雑魚キャラと戦って苦戦するのが見せ場。頭も良くなく、切れ者でもない、カンが悪く何度も何度も捕まって、ヒロイン達をピンチにします。
といっても熱血バカでもないから、え?おまえいたの?状態です。
正直、邪魔。そのくせホイホイと戦いの場にいくのがウザい。
おそらく戦うヒロイン達を目立たせるためでしょうか、やりすぎ空気です。
まあ抜きゲーじゃないですが、エロに関しても弱い。
なんか少ないし、淡々としすぎな感じです。
これが10周年じゃあ、悲しすぎ。
まあ切られ役エキストラを募集したりして、小細工してる時点で怪しいとは思いました。
キャラ設定、世界観、CG、声優は一流だが、肝心のライター陣が二流でした。
いい食材を揃えても、料理人が腐らせては意味がないという事でしょう。