そういえばスチームパンクシリーズであったかと読後にふと感じた作品。
シナリオ(12/20)
江戸が蒸気機関技術によって都市が急激に変貌していくさまを感じつつ、
登場人物の行動によって歴史がどのように変化していくかを楽しむ作品のように感じましたが、
淡々と終わってしまったように感じてしまい、あまり印象に残りませんでした。
(八郎視点は好きだったのですが……)
キャラクタ(10/20)
登場人物が多く、さまざまな交流があるのかと思ったらそういうことはなく、
ただ登場しては消えていってしまったため、印象に残らなかった人物が多かった気がします。
画像(16/20)
音楽(16/20)
システム他(14/20)
各章ごとに問題が出題されますが、全問正解または全問不正解することにより
最後のエピローグが変化するのはちょっと面倒でした。
(シナリオ冒頭までのスキップ機能があるため、時間はあまりかかりませんが……)
熱中度(+10)
<ネタバレ>
圧倒的な力を持っている機械に刀で立ち向かっていく姿は
無謀と思いつつ、その生き様はいいなと思ってしまいました。
またお互い生身の八郎と彦斎が戦うシーンで八郎の左腕が切られ、
これからどうなってしまうのかとワクワクしていたのですが……
おじいちゃん(ニコラ・テスラ)の登場により、なぜか急に冷めてしまいました。
圧倒的な力を持つ暗密天颶、五稜郭、魔人、おじいちゃん。
それらの戦闘に八郎は関与することなく、終始彦斎との戦闘だったため、
もう勝手にドンパチしてくれと。
暗密天颶に関して、岩倉や吉田には話があるからいいものの
対して五稜郭側といえば、榎本になんの印象もなく。。。
江川の登場でどうにか奴らに一泡吹かせてやってほしいと思いましたね。
八郎に関してはおじいちゃんから左腕を貰い受けてから、
彦斎が可哀想だなと思ってしまい(人斬りなのでそう思うのは微妙ですが)
機械の足を手に入れた後の小物臭がなんともいえなかったです。
私が求めていたものはきっと、
りんの力を八郎が使い、江川や新選組と協力し圧倒的な敵を倒していく物語だったため、
あまり熱中できなかったのだと思います。
(過去作品の記憶も今はあまりないのですが、どの敵にも主人公が活躍していたような気がしましたので)
ただ、八郎とりんだけを見れば、お互いの思いやるシーンが楽しく満足いたしました。
欲をいえば、もっと長くなってしまっても良いので、各登場人物の話がほしかったと思います。
(せめて八郎が出て行ってしまった後の亥朔や林太郎、男谷の話があればと。)