最後に萎えるが持ち直す
素晴らしき日々の後にプレイした事もあり、期待大で始めることになった。
途中までは普通に面白く読めており、特にZYPRESSENでの優美と里奈の関係はかなり好きだった。
問題はその後で、圭があからさまに死亡フラグを立て始めてからのくだりが好きになれなかった。どう考えても全ての行動が死に向かっている圭は、案の定授賞式にすら間に合わず死を迎えてしまう。プレイヤー視点だと「絶対こいつ死ぬわ」としか思えなかったが、主人公は取り乱し最終的に藍とヤケクソでセックスする。そのシーンを見た時にものすごくこのゲームに冷めてしまった。死ぬためだけに生み出された親友、親友の死で荒れる主人公、手を差し伸べる女、全てセックスへの助走だった事実が受け入れられなかった。何がこんなに嫌かと言うと、親が同じことをしていたからである。
最終的に長山香奈のことを大好きになれたので、下がった点の急上昇に繋がった。