マイナスな部分をプラスがカバー出来ていない
CASE-1の時点で、既婚者の非常勤講師が2回り以上歳下の教え子に手を出すためかなり抵抗を感じた。主人公の妻と若い作家の不倫に遭遇する所もご都合主義的で、主人公が凛に行きやすくするためだけのシーンだと感じた。その結果主人公は教え子に手を出すが、内心で自省する割に「自分は何も悪くないのにどうしてこうなってしまったんだろう」みたいな他責が見え隠れして不快だった。
肝心のCASE-0はツッコミどころはあるものの着地点としては悪くなかった。ただ、展開にそこまで納得や感動も無かったので、それまでのマイナス要素を補ってまで高評価にはならなかった。
おまけシナリオではそれなりに笑えたので、このライターの作品は壮大で感情の起伏があるストーリーよりも、コメディ要素があるシナリオの方が好きになれそうだと思う。