軽めのSF風味なので、とっつき易かったです。
SF関連の設定に関しては、このくらいのプロット設定及び説明描写がベスト。
SFマニア向けにこれ以上、細部設定を練って説明描写やギミック関連に使われると
折角のシナリオスピードが殺されて、たるくなるので!
シナリオ重視と言えるほどシナリオのレベルが高い訳では無いですが、サクサク進む
序章~1章とマッタリ進む2章、そして大円団の為の補完的役割を担う3章、これら
全てが丁度良いバランスで成り立ってるのでプレイしてて飽きませんでした。
ザッピングを用いて各章で主人公を変える試みも成功してます。
マイナス面だと2章に攻略対象ヒロインが3名居るのですが、共通ルートが
9割を占めるので2人目、3人目の攻略は単なるCG回収と化してます。
それと、2章の攻略対象ヒロインの3名中2名は、主人公を好きになった過程が
曖昧・・・と言うか、好きになる要素すら見当たりません。
寧ろ、1章の主人公を好きになる方が自然かなと思えるくらい1章の主人公と
2章のヒロイン達の個別イベントの方が印象的でした。
まぁ~恋愛に重きを置いた作品では無いので、それほど気にはならないです。