桜花シナリオに感動
この作品はKanonやAIRと同類(パクリ?)の所謂、奇跡をモチーフにしています。
ただし個々の個別シナリオの出来が元祖には遠く及ばず、所詮は良い所取りを
狙って失敗したパクリゲーの印象でした。
・・・が、物語を締めるトルゥーシナリオに該当する桜花シナリオだけは別格。
と言うよりも他のシナリオは桜花シナリオに対するプレリュードとして作られてる
ような気さえしました。(特に澄乃シナリオなんてそれ以外考えられない)
けしてハッピエンドとは言えない、いわばバッドエンドである桜花シナリオに
描かれてるメッセージは家族・恋人・夫婦・親子などの愛情や繫がりで、それを
丁寧かつ繊細に描写し、過去と現在の対するケジメと未来に対する希望を
見事に表現した良作です。