100点をつけるのはPhantom INTEGRATIONに続き2作品目。抜群の完成度を誇る、ニトロ10周年に相応しい渾身の一作。これから先エロゲを引退するまでに、村正以上の作品に出会えるであろうか。ニトロにはこの道を忘れずに突き進んでもらいたいものである。
善悪相殺。
真理としての「正義」は存在し得ない。
なるほど、考えれば当然のことである。
殺すな、盗むな、姦淫するな。
当たり前のようであり、その実、「大多数」が賛同するだけの正義。
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うまく言葉にするのが難しいので、後ほど詳しい感想をば。
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シナリオ、声優、音楽、システム、3D、CGなど全てにおいて最高水準。
私がプレイした作品の中では圧倒的な完成度を誇ります。
善悪相殺という命題を最後まで、渾身の力で描ききった作品。
ご都合主義やハッピーエンドは全くありません。
主人公の葛藤、登場人物の信念、平和への願い、終わることのない殺し合いの螺旋。
作品の全てが力強く訴えかけてくる。
プレイしていて、ハッとさせられることが多々ありました。
コンプした直後で冷静さを欠いているので、頭を冷やした後にいろいろ追記したいと思います。