魅せ方が上手く尚且つ世界観のいい群像劇。前作Colors/Forestの後日談と捉えてもいいがこれは……とにかく前作よりも(予想以上に)面白かった。人と人との繋がりやら各人の思惑やらが丁寧に描写されており、そこも好印象。……以下はエピローグの引用
これは、私の物語。
私から、私と関わったすべての人へ、
愛をこめて送る、唯一無二の、私たちの生きた証を綴った物語。
そして、彼らの物語を紡ぎ、終わらせるための物語でもある。
――タイトルは当然、こうだ。
――彼らが作ろうとしてた本から、そのまま頂戴して、
――春へと続く丘、と。