いらないバトルシステムは色紙を思い出してしまう……
いるのかいらないのかと言われたら、間違いなくいらないであろう無意味なキャラ育成とバトルがテンポを阻害しています。
否、確かにこれがテキストオンリーだったらどうかと言われると、うーむと首を傾げてしまうのだが、このシステムがとことん面白味がない。
奥行なし、極みを刺激せず――。
そんな彼女は高天に祈らないですが、随分と俗世にどっぷりおつかりになられた日本産の神々と京都で穢れを祓うこととなったお話です。
主人公は特に嫌みのない頭でっかちですので、ご高説が聞きたくないわという方以外は大丈夫かと思います。
シナリオは可もなく不可もなく、非常に先の展開がスケスケではありますが、きっちりと要点は抑えているので特に不満もなく――。
とにかく中途半端で不要な感さえあるバトルシステム等々をどう捉えるかが評価の分かれ目で、それ以上は十分及第点以上です。
もう少しシステム面を作りこめたら良かったのでしょうが、スケジュールとか色々ありますよね、ってついついフォローしたくなる作品。