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lettenさんの残念な俺達の青春事情。の長文感想

ユーザー
letten
ゲーム
残念な俺達の青春事情。
ブランド
Chuablesoft
得点
83
参照数
620

一言コメント

良くも悪くも残念、だがそれがいい…のか?

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

体験版の面白さに惹かれて購入。燐音、咲耶、匠、ちまち、棗の順に攻略。
共通、個別どちらとも体験版並みの面白さでパロディ満載。恋愛イベントに関してはウブすぎて少し微妙に感じたところも。
以下ネタバレ?ルート内容は小さいとこも大事なところも端折ってる所があります

燐音
ヒロインの中で唯一のちっぱい。残念→毒舌とコミュ障。
地味に常識人でツッコミ率がハンパじゃない。ぜひ体験版でツッコミっぷりを見て欲しい。
ツッコミ芸が非常に素晴らしかった。(声優さんの声の演技すごいし燐音にすごくあってると思う。
個別ルート→いろいろ話してくうちに主人公・泰を好きになった燐音だったが今の環境(非正式生徒会)が壊れるのが嫌で告白できずに妥協点として泰と恋人の練習をしてくれと頼む。それが原因で(同じく泰の方が好きである)咲耶に喝を入れられ、2人とも正々堂々と告白、結果燐音と付き合うようになる。そのあといちゃいちゃ。
○シリアス面はとても熱くなれたし告白シーンもジーンとなったがその後のいちゃいちゃでだれてしまうのが残念だった。もう少しキレが欲しかった。キレ芸とか。すごいあまあまで主人公にくんかくんかぺろぺろしてたが、あれはケーキ食べた後の豹変の名残だろうか。
あと細かく書いてなかったけども残念なところであるコミュ障は話を進めていくうちに少しずついい方向に。

咲耶
おっぱいが1番でかい。残念→アホくてちょろい。
金髪キャラは好きになりにくいので攻略完走できるか不安だったが残念なところ含めてめちゃくちゃ可愛く憎めない女の子だったのでルートの満足度も高かった。
個別ルート→好みの話をしているうちに主人公の好みが咲耶にドンピシャなことが判明して冗談交じりで話す。話の流れで咲耶とデートしてみて、なかなかいい感じの雰囲気に…そして別れ際に咲耶からキスされる。その後ギクシャクしてしまい、その上咲耶がラブレターを度々もらってることを知っても一歩引いた答えを出してしまいさらにギクシャクとしてしまう。それが親友たちにバレて喝を入れられる。そんな親友たちのおかげで一歩踏み出せてめでたく恋人同士に。そして咲耶が女の子にキザな主人公に対して嫉妬を抱きつつもいちゃいちゃ。で、主人公ともっといっしょにいたいと考えた咲耶が同じ大学に進むために親から出された課題「テストで全教科80点」以上をなんとかこなし、自分の長所だった料理の腕を見込まれて喫茶店でもがんばって…ハッピーエンド。
◎この子のルートを進めてる頃くらいから「こうやって主人公が好きになったから残念なところが少しずつ改善されていくというより改善しようと努力していくのか」と気付き始めた。

ちまち
妹系な後輩だけどおっぱいは並以上、残念→守銭奴。
守銭奴とはいうがネコババしない、正規の方法でお金を手に入れる、などと良心的な守銭奴。(しかし小銭の音が聞こえれば瞬時に拾いに行き(もちろんその後はネコババせず交番に行くとのこと)、お金をこの前ぶちまけたと聞いたら瞬時に探し始め、数円無駄にした仲間たちが笑ってるところを見れば怒っちゃうので重度のそれではある)
しかし使うべきところでは使あってとかもあるのでやはり良心的。
個別ルート→ちまちの家の秘密を知ることになる(どんなことか書くべきなのだが正直知識ゼロの状態でやって欲しいので略)。ちまち本人はこのことを知られると嫌われると思っていたが主人公、非公式生徒会のメンバーは受け入れてくれる。しかし秘密を知った以上そこで暮らすのを見過ごせることができず唯一条件に合っていた主人公の家にお邪魔することに。そして数日過ごして行くことで距離が縮まり恋仲に。そのまま一緒に暮らして行くことになったがある日ちまちの親から元いた場所に戻るように指示を受ける。それに対して泰は直接話しに行くことに。そして本当の気持ちを話したちまちたちは和解することができハッピーエンド。
◎この子のルートが1番予想外で好きになれたルート。まさか自立のためにお金を貯めるとは…
そしてちまちちゃんがルート導入前に言った何気ない一言が大きな伏線になってたことに気付いた時は言葉が出ないほど驚いた。
同棲生活ということで髪下ろし立ち絵やCGがある。かなーーり印象が違うし正直興奮した。初夜の挿入CGのトロトロ具合がとてもお気に入り。


最上級生のお姉さん。おっぱいは大きめ。残念→自堕落。
自堕落といったら面倒~かわりにやって~というイメージですが、棗は「頑張ろうとはしたんだけどダメダメでした…」という展開に終始謎でした。やろうと思ったんだけど手元にあった本を読み始めたらついつい…て感じのタイプなのか?