恐らく、実在する団体をモデルにした話。序盤の展開や、テキストはいまいちなのだが、後半、正常な精神を持った第三者が狂気に巻き込まれる過程が、実際に取材してきたのではないかと思うほどに真に迫っている。テキストさえよければ、あるいはもっと有名になっていたかもしれない。
ココノツ氏がプロデューサーの作品。自分で書いてくれればいいのに……。
こんなジャンルなのに、あまりエロくないのも問題。
↓は完全なネタバレ
簡単に言うと、綺麗で大人しい恋人が、過去のトラウマを克服するため自己開発セミナーに入り、壊されるお話。身近にこういうものにはまって変わってしまった知り合いがいるので、やたらと恐怖を感じた。
自我が完全に崩壊した恋人を檻の中に閉じ込め、その隣りで恋人の妹とセックスに耽るエンディングがあるよ。
（追記）
これの元ネタ、一昔前に話題になったらしい「マインドコントロールの恐怖」って本だなー。古本屋で買って読んだが、すごいね！
僕の知り合いはとーいつ～じゃなかったみたいだけど。こわー。