ぶつ切り感が玉に瑕
体験版をやって面白いと思えた人は手を出して損はない。
ただ体験版でも若干気になったのだけれど、各節の終わり方が急な感じがして、そこが少し勿体無く感じてしまう。
体験版に収録されている様な軽い日常程度のモノなら、逆にコミカルな演出として問題なく見る事ができるのだが、ヒロインと良いムードの場面でも急にあの緞帳が降りて来て、もどかしいというか何と言うか
イラスト面での不満は、やはり芸術的な要素を演出してる時の違和感だろうか
芸術を扱った作品にはどうしても付いてくるものではあるのだけれど
音楽を扱った作品なら「そんな良い曲か?」とか
絵画を扱った作品なら「そんな綺麗な絵か?」とか
一応芸術系の大学の出ではあるけれど、正直未だに芸術は理解できないので
ひょっとしたら本当に良い物なのかもしれないが
それと、二人の絵師に関しては個人的にはそれ程違和感なく見れてはいるのだが
CGギャラリーを見て気付いたのだが、主人公が鈴平という事もあってか
湊と瑞穂のCGには主人公が全然映っていない
百合好きな自分には二人のエロシーンが普通のエロゲーと変わらないというのが若干悲しい
主人公がチンコしか登場しないせいで、構図が大分苦労してそうな感じがするし
とりあえず、それ以外には大きな不満はない
強いて上げるなら、りそなの出番をもっと。という位か
あぁ…あと、7月の下旬の「秘密の相談」というシナリオで、瑞穂がユーシェの日本語の間違いを訂正する台詞に「たままりではなく、賜りです」というのがあるのだが、これがどう聞いても「たままりではなく、たわまりです」と言ってる様にしか聞こえない…
間違いを指摘しようとしている台詞のため、かなりはっきりした発音をしているのだが、収録時には気付かなかったのだろうか
まぁこれが実際に間違いなのか聞き取りづらいだけなのかは分からないのだけれど、エロゲーには結構この手の収録ミスが多い
かなり常識的な日本語なのに全然違う読み方をしていたり
実際の例は覚えてないので難しいが、分かりやすく例えるなら「一期一会」を「いっきいっかい」と読む様な
エロゲーの台詞収録は個人でやっているのだろうかという感じだ…
誰かつっこめよ。と
それ以外にも、明らかにシナリオの流れにそぐわない感情表現をした台詞とかも。
声優さんはシナリオ読んでないんだろうか?
量が膨大な気もするし、ひょっとしたら仕方ないのかもしれないけど
せめてスタッフ位はそこ等辺把握してやってほしい