主人公を~ あ、よいしょ。
前作の恋色空模様でも主人公の持ち上げ過剰な面があったが、実際べた褒めされてもおかしくはない位のハイスペックな何でもこなす天才少年?青年?ではあったため、自分はそれ程違和感なく楽しめた。
しかし今作の主人公の持ち上げ方は「努力家」「世話焼き」
ヒロインも言ってはいるが、コレらは当たり前な事でもあるわけで…
勉強がんばる主人公えらいなー、困ってる人をほっとけない主人公優しいなー、ダンスをがんばる主人公えらいなー、困ってる人をほっとけない主人公優しいなー
う、うざっ
せめて、「金銭事情から奨学金狙いでスポーツ若しくは勉学に秀でている」とか、「バイト三昧な生活を送っていたため知識や経験が豊富」とか、何か一つだけでも突出した物があれば好感ももてたのだが…
正直、親と借金生活送ってる間、お前何してたんだと言いたくなる
ヒロインに関しては、やはりどうにもありきたりというか使い古されたというか
若干いまさら感がある様な気がする
特に方向音痴の子に関しては、どうしても偶に「病院いけ」と冷めた目でみてしまう
そして爺さん。
そのボサボサ頭は身嗜みとしてはどうなんだい?
画面演出の方はほぼ文句なし
SD演出が前作ほど動いてくれないのが、ちょい寂しいけど
ただ、シナリオの方は思っていたより微妙な出来
設定展開などは予想通り既視感の強い作品なのだが、何か色んな事があっさり終わってしまい、全体的に山場がなく、盛り上がりに欠ける。
個人的には恋空の共通の長さが結構気に入っていたのだが、今作はそれも無し。
まぁコレに関しては大抵の人には寧ろうれしい事なのかな