肉々しさがよくでている。が、正直今作のテーマとしてあるヒロインの献身さが少し感じにくかった
といってもヒロインは主人公の無茶苦茶ぶりに必死に応えようと、もの凄い健気な印象を受けはする
ただ、主人公の「主張」があまりにも強すぎるため、ほとんど主人公が無理やりやっているようにも見える
何よりヒロイン「から」の奉仕が少ない
その「主張」というのも二つの意味で問題があって
鬱陶しい程よく喋るため彼女のセリフのほとんどが主人公のセリフに対するツッコミみたいな感じになっている
それ自体が悪いという事はないが、今作のように本編尺が短く、且つエロ重視の作品となるとどうしても、日常パートが短くなる
しかも、その日常も主人公のモノローグが無駄に多いし
ボイスがなくてもいいから、もう少し彼女の心情描写を行っておくべきだったと思う
もう一つの意味として主人公の個性とか、存在感とか、そういった意味での主張が強すぎる
まぁ変人でもない限り「腹コキ」なんてことしないとも思うが、まず何より重要にして欲しかったのはヒロインの異質感であり存在感である
なのに主人公が意味不明というよりも無意味な事をやり過ぎていて、完全にヒロインが飲み込まれていた
こういったヒロインを生かす上で重要なのは、「ヒロインの立場」というのを意識させること
このヒロインも、自身が一般的に見て可愛くない存在という事を自覚している
ヒロインの姉に関しては太っている事で少し苛められている風でもある
だというなら、もう少しコミュニティ内でのヒロインをもう少し描くべき
もちろん悪い扱いを受けている形で
といっても苛められているとか、そんな設定にする必要もないが
または、デート中に周りから笑われるとか
そういった環境の中だからこそ「主人公に相応しくないのではないか?」「嫌われてやしないか?」という気持ちや、主人公に嫌われないように献身的に尽くすという行為が意味を持ってくる
エンディングに向かうにつれヒロインの盲信さが出ていくわけだが、その過程がないため、なんかスカスカ
エロも後半は普通にセックスしてばっかだし
と実際の評価としては良いとこ55点なわけだが
点数低いと作者が「コレは無かったな」と、もう二度と作ってくれないかもしれないので
次回もデブが良いという期待値を込めて80点
もう少し主人公を普通の男子にしておくべき
とにかくコレが一番思ったこと