ひさびさに先が気になってクリックが止まらなかった作品。ほのぼの百合→ミステリー・ホラー→電波→鬱→真相解明→感動
前半は百合だったり、ホラーだったり、電波だったりで多少とっつきにくい人も
いるかもしれないが、文章が面白くてかなり引き込まれる。
そして3章のざくろ視点から、物語が真相に向かって走り始める。
ここからは先が気になって、クリックが止まりませんでした。
ここでざくろ、鏡、司の初期3人ヒロインはドロップアウト、後半はもう登場しません。
特にざくろは不幸過ぎて、久々に鬱ってしまった…
ざくろ視点で、かなり感情移入してしまったところで、あんな展開…
卓司の落書き「何で処女じゃないんだよ!ビッチは死ね!」にあんな伏線があるとは…
一応ハッピーエンドもありますが、正史ではありませんし、その上、間宮君とも結ばれませんしね。まあイケメン間宮は由岐ですから元から望みなしですが。
4章で真の主人公といえる皆守が登場してからは、一気に真相解明へ
皆守かっこいいよ皆守、お前は歴代トップクラスの主人公だ!
由岐と羽咲のほのぼの三角関係もよかったです。
皆守と由岐と羽咲の3人が幸せでありますように…
最初はどうかと思ったが、終わってみれば読後感がとてもよかった。
全部終わった後にまた序章をプレイしてみることをお勧めします。
いろいろと思う所や、気づくことがあるはず…
「ありがとうございます」
「私に生を与えてくれたのは……あなたでした」
「私はずっとあなたのことを愛していました……」
「まったくご迷惑な話ですが…この世界で再び会えたことに感謝していおります……」
「一人で行かなければいけない道の途中で、こんな素晴らしい時間を頂けた事……」
「あなたが幻想世界と呼んだ、この世界での生活は、私にとっては至極の記憶です」
「この夢の世界こそ、私の人生で一番の思い出となりました…」
「書き割りの様なチープで……出来そこないの世界……それでも、そこであなたと過ごせた時間は、間違いなく……」
「素晴らしき日々でした」
3章終えた後にこのシーン見ると泣けてきます。。。
ところで3章でざくろが初めて会った、屋上の間宮君は誰なんでしょうね?
卓司にしてはクールすぎるし、1章の最初に由岐との会話でタバコは吸わないって
言ってますしね。由岐や皆守にしてはオタクだとかキモイとかかなり自虐的
なこと言ってますし、う~ん誰?