せりなにべた惚れです。ああいう世話焼き女房タイプ好きだなぁ
せりなと晶子のHappyENDしかクリアしてないけれど感想をば。日常はせりなの甲斐甲斐しさのおかげでそれなりに退屈しません。初期設定で主人公が余りに重い十字架を背負ってしまっているせいで、主人公視点の日常パートも明るさと笑いが欠けざるを得ないのですが、せりかの底抜けの明るさと派手さが救いとなっているように感じます。彼女が主人公とこの町の暮らしとの橋渡しをしてくれていた、というのは言い得て妙です。
シナリオ的には、せりなルートであれば良いシナリオだと思います。友情と恋愛が絡みあってそれぞれが苦悩する様、葛藤とその思考の過程が省かれずに描かれてる点は評価できるのではないでしょうか。しかし、せりなのHappyENDで主人公が吹っ切れるきっかけとなった、せりなの強姦未遂イベント。人が腹を決めたり決断するにはそれなりのきっかけが必要なのは判るのですが、シナリオ前部の不良達の再登場(リベンジ)というのは余りに展開として陳腐過ぎる。在り来たりのENDで終わらざるを得なかったのは、それまでの過程の描写に感心していただけに残念です。勝と達也をオーバーラップさせて後半描いたのはお見事。シナリオ展開の仕方に感心しました。
詩織先生が主人公に語ったこの一言が何気なく心に残りました。
「同情ってそんなに悪いことかしら?」(びみょーにちがうかも)
いろいろと考えさせられます