キャラ萌え系のバカゲー。キャラは一流、掛け合いと音楽も良質だが、シナリオ構成と真面目系テキストに難あり。
システム 3/5 それなりの機能あり。
音楽 9/10 かなりセンスがあると思う。
グラフィック 8/10 十分なレベルながら、同じキャラでもレベルに差があったりする。
ゲームコンセプト 5/10 特筆すべき点はない。
キャラクター 14/15 高レベル。特にサブキャラクター達が秀逸。恵理栖に陣、未居、恋華、雷雨とか。メインだと依音。
シナリオ展開 10/20 全体の展開、シリアス部分のイベント内容はあまり良くない。お笑い部分は問題ない。
テキスト(台詞回し) 13/20 会話部分は上手いが、それ以外が…。声演技はセバスを除きプラス点。
特別評価 7/10 キャラクター+5、掛け合い+2
計 69
基本は掛け合いを楽しむゲームだと思う。
(掛け合い以外で楽しむのが厳しいともいえるのだが…)
親友キャラの陣(ブランシェ含む)、幼馴染の依音、クラスメイトの未居、そして妹の恵理栖。
彼らとのやり取りはそれなりにレベルは高いと思う。メイドたちについては、それには劣るものの、水準は満たしている。
まあ、変な戦闘シーンが入ったり、ちょっと調子に乗りすぎて外した部分はあるが、たいした問題ではない。
あと、意外に音楽が良い。
問題は2点。
まず、テキスト。
前半コメディ、後半シリアスという定番展開なのだが、このライターは明らかに、会話にセンスが特化している。
つまり、状況説明や心理描写に重点が移る、シリアス系展開では質、文書量ともに厳しい。
そして、シナリオ展開。
前半は(メイドたちとの”フラグの立つ”)イベント量が完全に不足していて、主人公と相手が惹かれあう理由がわからなかったり、唐突であったりして冷めてしまう。
後半についても、当初のコメディタッチ部分は楽しいが、山場部分は分量の不足感じるルートもあった。
キャラクターが非常に魅力的だっただけに、もったいなさを感じたゲームだった。
おすすめキャラ
比奈森依音、恵理栖。