各章ごとに雰囲気が違うので、どれかしら受けない可能性がある。またいくつかのポイントに気づくかどうかで評価が変わる・・・かも
※2/20 複数回プレイしたので更新
1章 典型的なオタ 且ついじめられっこ
2章 唯一割とエロゲ的主人公
3章 DQN。割とセックス&ドラッグ展開
4章 マジキチ
2章をのぞくとどれかで拒否反応が出る可能性があり、手放しで喜べる人は少なそう
ゲームとして
主人公のDID設定(多重人格障害)自体には2-3章で割りと早い段階でネタバレされるが
これはどちらかというと発売まで隠し通せればOKなネタで、ゲーム内で後まで取っておくものでもないのかな
鳳凰寺カケル⇔皇帝と2面性のあるキャラを出して牽制したり
わざわざOHPで盛大にファンタジー色出して煽ったり
よく発売までバレなかったなーと関心
一応プレ発売時に少し主人公同一説も出たみたいけど・・・
このゲームの大きなポイントに
時間軸的に「1章」が「2章3章4章」のそれぞれの前半戦がすべて終わった後の話ということがあります
1章→2章→3章とさかのぼって事件の概要がつかめてくる構成で
特に1章の伏線は2週目じゃないとほとんど意識できないと思うが、この構造はかなりおいしいです
その分それぞれの章の価値が一定じゃなくなってしまってますが・・・
とにかく、構成的にはすばらしいです
他に詰めが甘いのは、やっぱりラストのまとめかたですか
まあよく考えたら今作で2作目のライターなんで、この辺はしょうがないといえばそうなんですが
どの個別ルートも結ばれてすぐ終わる展開なんですよねー
他ゲームでもこういう奥行きがないこういう展開がどうしてももったいないと思ってしまう・・・!
DID設定も打ち明けてハイエピローグ!っておい!はやいよ!
もうちょっと魅せ方ってあると思うんだけどなー
あと最終的に統合がグランドルートとしての位置づけになってしまっている以上
各ルート(ヒロイン)への配慮はあってしかるべきだったかと思います
小鳩だけ勝ち組過ぎます
というか統合ルートの駆け足っぷりからみるに、これでも製作時間は足りなかったんだろうなあ
今後のマルチメディア展開に期待しておきます