ロミオの新境地でもあり、真骨頂でもある
ロミオと言うことで購入。
ロミオは根幹の設定やシナリオもそうだが、全体としての完成度を底上げしている印象。朱音ルートとかはその最たる例じゃないでしょうか。救済という形をああいう手法とシナリオでアプローチするのは必要だった。
とにかく今までにないシナリオで最初は驚いた。
竜騎士のシナリオを読むのは初めてだったが、文法は出鱈目としても、まあまあ面白かった。有名なひぐらしやうみねこという作品でホラー描写は十八番なんだろう。
都乃河はリトルバスターズから随分成長したと思う。演出に助けられてはいたが、悪くない。
三人のライターの個性が出まくりで、誰の目にも担当したライターが明らか。
考察を要するゲーム。
オールクリアすることで見えてくるもの、長いですがクリアする価値は絶対にある。断言します。
ラストルートは文句なしに素晴らしかった。個別は単体でもそこそこ楽しめますが、伏線を張る過程と、全部クリアした後には思う。ただリトルバスターズよりは、個別シナリオが犠牲になっていない。
個別では、小鳥ルートが従来のロミオらしい人間描写に加え、結構大っぴらに泣かせようとするところも良かった。実は個別ではちびもすに一番やられたかもしれない。
音楽は全体的に高水準、CG立ち絵はキャラが多いことを差し引いてももう少し枚数が欲しかったし、たまに違和感の感じる骨格はどうにかして欲しかったが、塗りは美しかった。
音楽では偽らない君へなんかが良かったが、使い方がいまいちだったかな。良曲の数が豊富なので気にいるBGMは出ると思う。
※訂正しました
クリアした勢いで適当に書きなぐってるのでまた詳しく訂正するやもしれません。