「CV一色ヒカルの先輩」のためだけに購入し、それ以外には特に期待していなかった。のだが・・・
期待が大して高くなかったせいもあるかもしれないが、想像してた以上にいいゲームだったと思う。特に、ボーカル曲・BGM両方含めて音楽、グラフィック、キャラクターの3点。ストーリーに関しても、特段面白いとは思わなかったが、つまらなくはない。摩耶ルートはそこそこ面白かったと思う。
1.音楽
まず、スタート画面のBGM(First Love)がいい。ボーカル曲に関しても、OPの「桜舞う坂を、君と歩く」、EDの「あしあと~a Happy Maker~」、碧のイメージソングの「さよならのコトバ」と、とてもいい曲が多数。特に「さよならのコトバ」は、「第二ボタンの誓い」や「さよならのかわりに」を超えて、自分の中でエロゲ卒業ソングベスト1。碧ルートの卒業式は、この曲も含めて強く印象に残るシーンだった。
D.C.もそうだけど、印象的なボーカル曲があり、その使いどころがいいと、多少シナリオが物足りなくとも十分に全体としての満足度は上がる。
2.グラフィック
恋泉天音さんの絵は、これまで痴漢専用車両の絵を少し見たことがあっただけだったのだが、この人の描く女の子は笑ってたほうが可愛いと思う。特に摩耶の立ち絵は、笑顔が可愛いし、いたずらっぽい笑みもすごくよかった。
また、全体的に画面がキレイだったし、特にスタート画面の桜はBGMと相まっていい雰囲気を出していた。
3.キャラクター
一色ヒカルさんのSなおねーさんボイスがすごく好きだったのだが、こういうちょっと甘い優しげなおねーさんの声もいいなぁ・・・。碧さんは声も含めていいキャラだった。
それから摩耶!真中海さんの声ってやっぱりSっ気のあるキャラによく合う。こういう、あんまり人とかかわらなかったけどだんだん心を開いていってくれるタイプのキャラってテンプレートだけど好きなので、とてもよかったと思う。そして、追加パッチでの足コキシーンが・・・声優さんがさすがというしかない。ごちそうさまでした。
叶もけっこうよかったし、男性キャラも全体的に面白く、いい味出してくれた。なんだかんだ悪いやつじゃない岸くんとかけっこう好き。
4.まとめ
とまあ、全体としてまとめると、ストーリーが特別面白いわけではないが、キャラクターと音楽、グラフィック含めた演出でいいゲームに仕上がっているのではないかと。これでもう少しサクサク読めるテキストで面白いストーリーだったら名作だった。