閉鎖空間と死のルールっぽい状況を用意したら、元からメンヘラが多かったので勝手に暴走したという駄目なデスゲームもの
少しプレイすればご都合主義とバカげた設定なのは察せるはず。
ウィルスの治療に精液を飲まないといけないが、飲むのは上下の口どちらでもOKという胡散くささ。
廃墟に置いてあったスク水にヒロインの名前が書いてあるとか、公式HPのルビが間違ってるとか雑な仕事もそこそこ見られる。
例えるなら、Dark blueを劣化させた閉鎖サイコホラー。
人間描写がライターの都合によって変わることが多く、明確な理由もないまま豹変するキャラにとりあえず混乱する。
登場人物の一部は孤児で幼少期のトラウマ持ちという設定があるが、舞花を除けば理由もなく豹変しているに等しいレベル。
舞花に関しても挿入時に痛がってるから処女なのか、父親に虐待されて非処女なのかがルート間で整合しない可能性がある。
構成については、大きい2ルートから4シナリオに分岐する。
普通のデスゲームであれば主催者が何度も危機的状況を作り出すが、本作では主催者が放置を決め込み、精液を飲め以上の指示を出さない。
一応は内通者を使って内部崩壊を狙うが、進行の自由度が高すぎて内通者ともども廃墟から脱出を試みたり、
勝手に暴走したメンヘラが皆殺しにしたりする始末である。
シナリオの外観としては、キモオタ、メンヘラ、シスコンが場の空気をかき乱し、
それを見て男の娘、お姉ちゃん、妹がオロオロ、
そして主人公ことチャラ男はサカって彼女とヤリまくりって感じだ。
だから後半まで進展がなく、Hしてるだけなんてルートもある。
大きい2ルートの内容については、まず注意してほしいのが攻略対象がどちらもメンヘラである。
片方は精神的虐待による多重人格という説明がされるが、もう片方はよくわからんが主人公とのセックス依存症になっている。
ルート中はずっと人格が豹変しているので大分きつい。
妊娠後は他人とビデオチャットでオナニーというオチも謎ｗｗ
あとは、いつもオドオドしている男の娘が缶詰を素手で握りつぶすクラッシャーという後出しの設定があり、
誰が暴走しても止められそうなのにあっさり死ぬ意味がわからなかった。
Hシーンのアニメについては、2000年代エロアニメまんまの画質でCG→アニメ→CGとなるとアニメだけ画質が粗すぎて違和感がある。
意外とバッドエンドは面白かったりするが、完成度が残念すぎる･･･。