出オチではない、出玉だ。
タイトルと絵から伝わるインパクトの強い作品であるが、内容は真面目であり物語性のある作品だ。
パチ台のことを知らないユーザーでも、モチーフとなったアニメや恋愛観が楽しめる親切設計で、パチ台に関するパロネタでいえば、まるでぬきたしのような面白さを感じる。
もちろんそれだけでなく、途中の演出など笑わせていただき、まさにパチンカスの物語だったと満足できた。
商業ではできないと思われる突き抜けたネタと、キャバ嬢という立場から普通の男性と恋愛するということの難しさ。
お互いの崩れそうな関係性から、パチンコがつなぐ物語をぜひ見届けてほしい。
余談だが、某映画の主題歌、物語を彷彿とさせる展開も見受けられる。
花束みたいな打ち方をするパチンカスの末路を描く物語だった。